「夏 青春」を含む小説

高二の夏休み、水上晴人は自称精霊だという女の人に出会った。話すほどに何故か惹かれていく晴人。そこから始まる淡いひと夏の物語。彼女はいったい何者なんだろうか。

高校三年生の篠崎美春は、毎晩変わらずやってくる静寂に満ちた夜が好きだった。 　肌に触れる空気の温度や辺りに漂う透明な匂い。そんな夜を構成する全てを愛していた美春は、あらゆる…

夏が終わる前に。 大人になる前に。 魔女になる前に。 自分で叶えたい願いがたくさんある。 魔女になるまであと1週間。 ーー子ども最後の夏を必死で駆け抜ける

僕は、プール清掃で出会った陰気な少女、水瀬めぐりと回った最初で最後の夏祭りを忘れられずにいる。

２０１８年夏コミ（コミケ９４）に無料配布した冊子「続トーラス変形問題」に載せた短編三本です。 青春モノです。 君と僕の物語です。

夏の暑い屋上で、彼は一人で音楽を聴いていて。私はそんな彼に近づいて聞いてみた。 「いったい何を聴いてるの？」

　七星カケルには秘織ミサという好きな子がいたが、ずっと告白できないでいた。 　七夕のある日、意を決して告白するが―― 　その後の結果はカケルの予想外のものだった。 　

迷子になった幼い私を助けてくれた魔法使い。 高校生になった私の前に、あれからずっと逢えなかった魔法使いにそっくりな転校生が現れて…… 香鳴様主催《同題異話SR》の参加作品です。…

夏が好きだった君との日常と夏が嫌いな僕の話です。暗い執着。エモみ重点、救いのないエンドです。

西暦3000年。 夜空に浮かぶ星々のほとんどが天体ではなく光源だということがわかった。 また、人類にも大きく関わっているという。 子供のうちは本人にしか見えない一等星があり、大人…

「赤いものを追っていく」 そう、昼食のケチャップで左胸を汚した君は言う。いいから早く洗いなよ。 私たちは、「赤」を探して自転車をこぐ。ちょっぴりおどけた、夏の京都のラブストーリー…

600字縛り同題異話！今回は6話完結！ 夏が来ると思い出す、あんまりいい思い出じゃないけれど。 そうそう、ラジオ体操に第三があったんですね！？ビックリ、内容と関係ないけど！

なにごとにも本気になれない江森は、高校２年生の夏、野球部を追放されてバッティングセンターでアルバイトをしていた。17歳の夏、江森は静かに傷ついた魂を癒す術を探す。

「わた菓子って雲みたいだね」 そう言った彼女と僕は、あの場所の夏を 一緒に生きてきた。

十六歳の夏休み。 俺の部屋に突然現れたのは、魔女だと名乗る女の子だった。 どうやら魔法のある世界から、ここへ研修のために来たらしい。 期間は二週間。それまで俺の世話になるって。…

＿＿＿高3の春。僕は人生で忘れることが出来ない人と出会った。 甘酸っぱくて切ない、少し不思議な一夏の青春のお話。 短めの連載です。 のんびりとお付き合いくださいませ。

故郷に恋人を残して上京してきた女の子。彼女のなかで切なく交錯する記憶と想いの物語。

『カルピス属性付与店』。 青春時代の象徴たる甘く爽やかなカルピス。その属性をあらゆるモノに付与するサービスを行っている店で、アルバイトを始めた望月。 一癖も二癖もある従業員や、訳…

紫涼は文庫本を片時も手放さない古風で古典的な文学少女。 愛するのは数多くのエッセイも書き遺したずっと昔の小説家。 夏休みの始まりと同時に自分の文学愛のために「戦場」へと旅立つ。 …