「物の怪」を含む小説

　山に住むという物の怪、女郎蜘蛛はあるとき、婚礼前の庄屋の息子の生き血を啜っていたところを猟師に襲われた。殺されそうになったところを、取り憑いていた庄屋の息子にかばわれ、命を救わ…

百物語を始めました。毎夜更新予定。 ホラー、オカルト、サイコミステリ……。 基本ショートショート、短編ばっかりなんで、気軽に読んでいってください。

姥棄て山、楢山に捨てられた老婆、別れ際に孫に励まされ約束した「どんな事をしても生き延びて！」 の言葉を励みに、妖怪山姥となりながら生き延びて２００年、生態系のバランスが崩れると神…

キヨタカ：大学二回生　中肉中背 フェリス：大学一回生　少肉低背 謎の美女：詳細不明 同じ大学に通うキヨタカとフェリスが 謎の美女と共に、探偵活動を始める 前日憚。本編は細々と連…

陰陽師・安倍泰成の依頼で御所を襲う物の怪を討伐することになった源頼政。 が、話を聞くとその物の怪・鵺の噂を流したのは陰陽師自身だという。 「噂となれば、それはいずれ実態を得る。…

人物 　与吉　裏長屋に住む左官職人 　お留　与吉の女房 　与助　与吉の息子 　お玉　与吉の娘 　ご隠居　長屋の大家 　法念　近所の寺の若い僧侶 　天蓋坊　風来坊の壮年僧侶 …

家族を物の怪に惨殺された充路は、その仇を討つため物の怪退治屋になると決意する。修行の日々を送る充路は、物の怪が出るという宿場町を訪れる。そこで彼が出会ったのは……。

晴天の日、傘を被った男が武士へと差し出すのは、一本の足だった。 宮中では鬼の仕業だと騒がれたが、そんな馬鹿げた話はないと、宮中警固の武士たちは真犯人を探し始める。傘を被った男は、…

陰陽師と物の怪たちが戦っていた時代。かつて安倍晴明の門徒、淡路ひろつなは今でははぐれ陰陽師となり、物の怪退治にて日々小銭を稼いでいる。そこへ安倍晴明の兄弟だという狐の物の怪が淡路…

近畿の片隅にある街で、伯母と共に安アパートで細々と暮らす少女。お人好しで天然な少女は、特に不自由も感じる事なく平穏な日々を過ごしていた。しかしクリスマスの日に、少女は不思議な女性…

賽銭箱に財布を落として現れたのは、寂れた穂里神社の御祭神「せり姫様」。 穂里町に歩み寄る災厄を振り払うため、深い信仰心の持ち主だと勘違いされた古家春は、人々の信仰を取り戻すべく、…

わたし、芹沢　なずなは、海岸できれいな石を見つけた。しかし、その石を見つけたものは、翼の生えた物の怪の猫もどきの世話係になる約束だったんだとか。 すずしろと名付けた猫もどきは…

時は幕末。東北地方の小さな藩、天道藩の下級武士である青葉蝶次郎は怠惰な生活を送っていた。上司に叱責されながらも自分の現状を変えようとしなかった。そんなある日、酒場からの帰り道で閃…

時は兵安。火竜を狩猟すべく出発した物の怪狩り人たちは、同行を申し出た悠多守の傍若無人な振る舞いに難儀させられ…… ※この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「アルファポリス」に…

主人公の善五郎は、高校二年生。授業中はよく居眠りをしていた。 そんなある日、目覚めるとそこは黄泉の国だった？　 黄泉の国で起こる、様々な出来事。 幾度となく、黄泉の国と行き来する…

二十一世紀の東京。科学は発展し、人々は宇宙に夢を見ながら、妖怪・鬼神・魑魅魍魎を恐れ、時には利用しようとする。「この世」の技術、「あの世」のエネルギー、そのふたつに囲まれた混沌の…

　昔、昔、はるか昔、妖怪、物の怪、魔物が存在していた頃。 人々は、暗闇に潜む彼らを恐れ、畏怖していた。 そんな時代に奇妙な出来事から話は始まる。 　あるところに、名士の一族がい…

中学生の時、木下昭夫は師匠であり、親友であった宇木重里の死の目の当たりにして、仇を討とうと暴走してしまう。 仲間である織畑睦美、光明院花子を傷つけただけではなく、異能力者達が古…

それなりの名家である楪家の二女である深雪は、産まれてすぐに、座敷牢に閉じ込められることになった。理由は、凶兆の証とも言われる、狐の耳を持つ”狐憑き”であるから。 家族からは疎ま…

天正18年、小田原征伐で失敗した石田三成は、鬱憤ばらしのため物の怪を退治に出かける。 陰陽道や修験道を軍事転用した技術「軍配術」を駆使し、三成は女妖怪を倒す。その正体は、神力の低…