「言葉 小学生」を含む小説

「恋」のことがまだよくわからない、ういういしい小学生男児の短編。

私、小学四年生の花井香菜（はないかな）と一つ年上の紗菜（さな）は双子と見紛う程で、近所でも評判の美人姉妹だ、だけどその評判の殆どは姉の紗菜のお陰だ。私には誰にも言えない恋の秘密が…

小学生の頃のとある出来事から失声症を患っている夏野千秋。 千秋が通う高校にばイケメンＢＩＧ３と呼ばれている３人組が同じクラスにいる。 それぞれ、龍・虎・狼と中二心を掻き立てる…

「こいつあまりもん？　俺がもらってくわ」。小学校の休み時間、野口鈴蘭はそんな言葉とともに同級生の星川祐理に拾われた。のんびり屋の女の子が十年の年月をかけて初恋を実らせる短編。全四…

スマートフォンをいじっているとガミガミと言ってくる父親。毎回毎回ウザいなと思っていた。ある日突然、父親は死んだ。死んでから気付いた言葉の真意とは。

「私、恵一くんのことが大好きだよ、大人になったらお嫁さんにしてね……」 放課後の夕暮れに、微笑みながら彼女はそう言ってくれた。 僕、香月恵一（かつきけいいち）は幼馴染みの二宮藍…

私…シングルマザー。20代半ばでで1人目の子どもを産む。別れた夫はお金にルーズで見栄っ張りで、時に物を投げたり力に訴える事も。 離婚のタイミングは子どもたちの苗字が変わる事もあり…

中二病とか、定義が意味不明な言葉で揶揄されて 腹が立った記憶を掘り起こして小説化してみた。

小学生の頃に好きな男の子の一言に傷ついてスカートが履けなくなった実乃里。ある日の午後、ふいの夕立で思いがけなく言葉をかわすことになり、わだかまりが解けて少しだけ前向きになるおはな…

鹿児島県最南端にある小さな島、遊路島に移住してきた高校生、日比井星南。 彼女はかつて、青松大付属中学校・高等学校のラクロス部で全国大会に出場した経験を持っていた。 しかし、なぜか…

小学校の低学年の頃、クラスに『にぶ』という子がいました。 にぶは言葉が不自由な子でした。 にぶは夏休みの工作で、見事な戦車を作りあげました。

兄は私だけのヒーローだった。私だけに優しい言葉をかけてくれて、私だけを怖いものから守ってくれる。テレビのヒーローみたいに喧嘩することができなくても、いつも私の傍にいて、言葉で私を…

「おっぱい」 俺の後ろからクスクスと笑いながら聞こえてくる下ネタ。 だがその声は、思春期男子がふざけ半分で言う様な声ではなく、シルクのように繊細できめ細かく、柔らかな声。 「…

小学生最後のバレンタイン。 それは、俺にとっては、初恋のあいつとのこの上もなく苦い思い出。 時が経ち、そんな苦い思い出も、懐かしい思い出になりかけた高校の入学式。 俺は、あいつと…

小学校五年生の夏休み前。隣に銀髪の髪をした女の子が引っ越してきた。 言葉が通じない、どうしたらいいかわからない。でも、一緒に過ごす時間が言葉の壁を取り払い、想いが通じた。いつかは…

山梨県の山間の農村、葉月村。 大学生の日和圭太は、タイムカプセルを掘り出すため、八年ぶりにこの村へ訪れた。 日和がタイムカプセルに入れていたものは、小学六年生の夏、川で死んだ早…

瀬田桃子は中学校一年生。 入学式の日の朝、亡くなったお母さんが夢に出てきた。 「戦いがある。気をつけて」 お母さんの言葉が心に残った。 その日出会った男子くんは、ピンクの目を…

江本貴也（えもとたかや）は男子校御三家に合格するためすべての時間を勉強にそそいでいた。そのため塾校舎内トップあり周囲からは“天才”と言われたが、自分がなんの努力もしていないと言わ…

大好きな姉ちゃんが結婚する日、親族からのスピーチをすることになった弟は、ふと、『きつねの嫁入り』という言葉が思い浮かび、小学生の頃の出来事を思い出す。 それは、姉ちゃんと一緒に過…

俺の名前は羽柴。 羽柴元輝（はしばもとき）２６歳。 元は輝くなんて書くもんだから俺の存在は輝く様なものじゃ無い。 だから今は平社員として働いている。 そんな俺だが.....ある日…