「ち・ょ・こ・れ・い・と」幼馴染の彼と私をつなぐ恋の言葉……

主人公の香奈による一人称視点で描かれていて、前半部分での物語の見え方と後半の展開の差でこんなにも素敵な作品が出来るのかと感動しました。6000文字の短編にも関わらず、読んでていて心にくる気持ちの良い終わり方で、小説を書く者としてもすごく勉強になるところがあります。
キャッチコピーの理由、香奈の想いや二人を見てきた彼女ならではの葛藤、それに対する周りの人物の行動にぜひ注目して読んでいただければと思います。

読ませて頂きました！　これだけの時間経過と、人間ドラマを6000字ピッタリに収めた構成力に拍手！

　子供に馴染み深い遊びの描写と交わされる言葉の数々はテンポがよく、香菜と紗菜、佑太の三人が生き生きと言葉を交わす姿を脳裏に浮かばせます！同時代性をしっかり踏んだ、温かみのある作品です。

簡単に言うと、この作品は言葉では表せない温かさがあります。いきなりズバッてきましたが、この作品は5分で読書の60位。個人的に一位になっても良いと思うんですけど・・・・・お姉ちゃんが陰ながら活躍する話だと僕的に思っています。ちょこれいとってどういうことかってのも、読んだら納得しました。そして、一番最初に来るじゃんけんゲームで毎回主人公がパーを出して、毎回負ける理由・・・・・彼の心にどうしても飛び込めない主人公がじゃんけんで彼に勝ち、胸に飛び込んだ時の感じと言ったら・・・・・すごいじわじわ来るんですけど・・・・・こんな青春してみたいですね。まあ、僕は今からですから分かんないけど・・・・・ホント温…続きを読む