「落選 賞」を含む小説

ある日、俺は衝撃的な出会いをした。 ナゾナ・ゾロアスターと名乗る仮面の女生徒だった。 彼女は一人で大道芸をして百人客を集めるような舞台芸の天才であった。 また、慣れた竹刀のように…

※第12回角川つばさ文庫小説賞 応募（１次選考突破）作品です。 世界一のスクープを夢見る少女と、天狗の少年が体験する、楽しくて、ドキドキで、ちょっぴり恐い一夏の物語。 （第１…

ひとりの少女と一体のデイノニクスのお話。 （第10回星新一賞　落選供養）

2月。北海道旭川市のとある公園で凍った少女の遺体が発見される。同じ頃、動画サイト上に「旭川で発生したいじめ事件」の動画がリークされていた。動画には、鈴花に対して卑猥な行為を要求し…

※本作は、第十九回ミステリーズ！新人賞に投じた拙作二つの内、箸にも棒にもかからなかった方の作品になります。こちらのサイトにＵＰするに辺り、章分けしました。 ※2023/06/22…

小学5年の時に両親が離婚し、「家族」という「制度」に懐疑的な思いを抱いていた豊は、家庭を省みることなど少なかった。だから妻から離婚を切り出されても動揺などしなかった・・・が、その…

※投じた賞の名称からもお察しの通り、本作は前世紀に創元推理短編賞に投稿するもあえなく敗退したものです。 ※限定コンテンツとして近況ノートの方に上げていましたが、ちょうどよい機会…

人気漫画家の邸宅でクリスマスパーティが開かれ、友人知人らが集まる。一夜明けて、邸宅の近くで男の遺体が見付かった。それは用事ができて急遽、昨晩の内に邸を辞した真理夫だった。タクシー…

第43回横溝賞お疲れ様でした、『けものの名前』は落選しました！でも応援してもらえて嬉しかったです。 しばらく小説は書けないかもしれないので日記を書きます。飽きるまでやります、毎日…

「天上の友禅」という昔話をかたくなに信じている「私」。 アブラウサギと呼ばれる世界中の人間が嫌悪してやまない生き物を加工する工場で働きながら、休みの日には天上の友禅を探す日々を送…

どこまでも自分に自信のない「ヨウちゃん」。 そのその自己肯定感の低さは一人暮らしを始めても、恋人ができても変わらなくて……。 第2回川端康成青春文学賞落選作

不思議ちゃんなタオと、それに振り回されるシズの日常の一コマ。 2022年坊っちゃん文学賞落選作。

太古の昔、メフィスト賞に応募した長編を改稿したもの。 参考文献は中島らも『ガダラの豚』ほぼ一冊。 これ書いてた頃はまだ存命中だった。 メフィスト誌面にてJさんに「光る部分もあるが…

赤木花帆として生まれる前から、彼女の運命は定められていた。 花帆にとっての信仰、自由、そして愛とは？　がんじがらめに生きた花帆の生をここに記す。 注意）作中では「わたし」と「私…

就職活動に悩む大学生の｢俺｣は、同じ学科の三条さんに恋をしていた。ひょんなことから彼女の写真を手に入れた俺は、彼女の写真を眺めながら食事をするのが日課になっていた。彼女と一緒なら…

アルコール依存症ではないか。そんな不安を抱える還暦前の男が、埼玉県朝霞市でドタバタを演じる私小説のようなもの。 埼玉新聞主宰の埼玉文学賞落選作品を改変しました。

ある日、世界は一変した。 次元を隔てる壁に、穴が開いたのだ。 そこから漏れ出るマナにより、人間は強化された。 金欠にあえぐ少年は、運命の出会いをした。 主人公瀬川一樹は旅…

生きる目的を失った男のタイムカプセル。--第19回坊っちゃん文学賞落選作品になります。

小説家と人気絵師がオフ会した話。 文學界新人賞応募作品。 落選しました。もっと勉強しますので、忖度ない感想お待ちしております。