「歴史 時代小説」を含む小説

第二回の昭和天覧試合。府県剣士の部で、一刀と二刀、それぞれの最強と目されていた剣士たちが激突した。野間恒と志田三郎、彼らの勝負の決着の行方は。昭和剣道レトロロマン。「ぶっちぎり…

2100年現在に生きる、少年は、過去に戻り、鎌倉時代に作られた。先祖の伝説の宝と、 人類の歴史の闇を救うべく、鎌倉を命を生きる。ファンタジー小説

■あらすじ 廃刀令や秩禄処分が布告される明治初期、熊本で起きた神風連の乱に参加した一人の侍がいた。 仲間たちとともに熊本城に突入し、陸軍の兵士たちを斬って回るが、夜が明ける頃にな…

本書は上杉謙信の生涯という、ベタなテーマの時代小説ですが、新たな視点と解釈から描いてみようと思いました。根強い謙信ファンの一人として、相当贔屓目に書いておりますので、その点はお目…

　天正14年10月、徳川家康は上洛し豊臣秀吉に臣従を誓う。 　織田信長の死後、家康と秀吉は天下を巡って争ってきた。しかし、秀吉は周辺大名による包囲網を打ち破り、今や軍事・政治・…

　伊勢の国北勢羽津城の次期当主徳寿丸が頭をぶつけた時に、サラリーマンとして重度の歴史オタクである（本人に自覚はない）以外に取り立てて特徴も無かった男の記憶が蘇った、 　その知識を…

　とある国の王様は、ひとりぼっちでした。 　彼のお父さんは、国を盗んで王様になった人だったので、国の人たちからも、周りの国からも「どろぼうの国」として嫌われていたのです。 　そん…

　かつては世界帝国と呼ばれた唐王朝も国家としての寿命が尽きようとしていた。 　唐の首都・長安すら失陥した民衆反乱「黄巣の乱」は、歴史の表舞台に二人の男を出現させた。 　全身黒づ…

鉄砲大将の塙団右衛門は、激しい承認欲求に突き動かされ、ある時は転落し、またある時は名声を得るが、最期にはやはりその欲求のために滅ぶ。

※2025年5月　大幅な加筆、校正を加えました。話の流れは同じです。 戦国時代の九州において、大友氏・島津氏とならんで三強の一角を担った龍造寺氏。 ここでは、威勢拡大の転機とな…

政宗は、自分の影武者に秀吉で殺すように命じる。すべては側近小十郎の策である。その後、奥州制覇に政宗は邁進していく。晩年、政宗は日本初の快挙を果たすことになる。まさに政宗の野望の達…

　親に売られ遊女になったユキ。一家離散で芸者の道に踏み入った和歌。 　二度と会えなくても忘れないと誓う和歌。 　彼の幸せを最後に祈るユキ。 　願う形は違えども、相手を想う気持ちに…

時は室町時代。須賀川・岩瀬地方で一大勢力を築いた二階堂氏。 鎌倉時代からの名家が当地で一大勢力を築き上げた影には、ある若夫婦の悲劇がありました。 その歴史を、彼の旗本の一人である…

お江戸のでこぼこ御庭番コンビが、蘭学と貨幣と遊郭をめぐる大冒険。田沼時代の1772年。明和の大火によって江戸の鬼門封じは破壊され、炎の化身お七の封印が解かれてしまった。イケメン石…

この小説の中盤で良く出てくる、重要な言葉で『卜』は、カタカナでは無い。 その言葉は、漢字で記した音読みで「ボク」と読む。そもそも、昔の中国ではカメの甲羅を火で炙…

【読みにくければ縦書きでも読んでみてください】 🌾「はじめに」に小難しいこと書いています、飛ばして第1章から読んでいただければ 二宮尊徳さんがどのように生き、どのように人に影…

14歳のときに病を得て死んだが、息を吹き返したことで『黄泉がえりの娘』と忌み嫌われていた、菜月（なづき）。 彼女のもとに「養女として迎え入れ、隠密として大奥に潜り込ませたい」と…

問答形式で、わからない言葉の解説を中心にすることで、日本の歴史を浮き彫りにできたらと思います。まずは、日本がどのようにできたのかから始めます。

長く続いた安寧な治世が乱れ、帝都・平安京にも魔物たちが姿を現し始めた時代。 とある田舎の村で小さな男の子が産声を上げた。体長は一寸（3㎝）あまりの小兵だが、身にまとった不思議な宝…

　　　あらすじ 　上杉治憲（のちの鷹山）が日向（宮崎県）高鍋藩から出羽米沢藩（山形県米沢市）十五万石の養子となり藩主となったのは明和四年、十七才の頃である。その頃、米沢藩の台所…