二宮金次郎、知っていますか?
よく、小学校の庭で、本を読みながら、薪を背負って歩いてる少年の像、ありますよね?
あの方です。
すみません、あまり知識もなかったのですが、すごい人でした。
苦労して育っています。
勤勉に働く人で、亡くなった父親のかわりに、少年時代から、農作業をし、寝る間を惜しんで、草鞋(ワラジと読みます。ワラで編んだ履物ですよ)をあんで、銭にかえました。
困窮───それは、自然の災害のためにいたしかたなかった事なのですが───で手放した、田畑を買い戻すためです。
賄賂を憎み、けっして受け取ろうとしませんでした。
豊かになりすぎれば、皆でわけあうべき、と、銭を公平に分け与えるような人でした。
そして、一地方の財政をたてなおし、飢饉がおこりそうなのを予見し、農民たちにそなえさせ、人々を救ったのです。
これは、その名前がのちのちまで語りつがれ、各地の小学校に像がたてられるのも、納得のお方でした。