泥に咲く蓮の花　ー　二宮金次郎さんについて　ー

二宮金次郎、知っていますか？

よく、小学校の庭で、本を読みながら、薪を背負って歩いてる少年の像、ありますよね？
あの方です。

すみません、あまり知識もなかったのですが、すごい人でした。
苦労して育っています。

勤勉に働く人で、亡くなった父親のかわりに、少年時代から、農作業をし、寝る間を惜しんで、草鞋（ワラジと読みます。ワラで編んだ履物ですよ）をあんで、銭にかえました。
困窮───それは、自然の災害のためにいたしかたなかった事なのですが───で手放した、田畑を買い戻すためです。

賄賂を憎み、けっして受け取ろうとしませんでした。
豊かになりすぎれば、皆でわけあうべき、と、銭を公平に分け与…続きを読む

　私自身は文系の勉強が苦手で、金次郎さんの事を二宮損得なんて言ってました。

　でも凄い人です。

　どんなに荒れた土地でも人身でも、豊かな実りと優しい気持ちに変えてしまう、魔術師のような人なのでした。チート力も使わずに、どうしてそんな事ができるのでしょうか？
　それはこのお話を少しでもご覧になれば、分かるかも知れません。私は人の世で生きて行くには、人の事を良く知らないと上手く行かないのだと感じました。

　泥に咲く花は、どんな色をしているのでしょうねぇ？