「止まらない」を含む小説

私が好きな幻想文学のことを、備忘録としてメモしておきます。SFと幻想の中間にあるような作品が好きです。 ちゃんと幻想文学のことを知りたい方は、信頼できるブックガイドを読んでくだ…

深夜の霧に包まれた街、霧雨市。そこは静寂と秘密が交差する場所。一人の女性、美月がこの街に足を踏み入れる。彼女の目的は一つ、古い伝説に隠された真実を解き明かすこと。朽ち果てた家、囁…

血の匂いが心地良いなんて、君は本当に馬鹿な事しか言わないな。 そんなことを言われてしまえば、僕はもう止まらない。 覚悟してね？ ”人の趣味は甘い蜜” こちらの作品と同じ二…

円満ともいえる別れの後に 伝えられないこの気持ち 「第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト　二十首連作部門」参加用です。

　妻に近寄る男には情け容赦無く剣を抜く、ヤンデレ気味の剣聖。 　そんな夫に心底ゾクゾクしてしまう、ドＭ妻。 　二人はある日、魔王軍の罠にはめられ、殺されてしまう。 　目の前で両親…

乙女ゲーム『この愛の道しるべ』に登場する世界に転生した、女の子大好きな女子大生の美莉亜は、布団から目が覚めると、煌びやかに輝く宮殿のような部屋で眠っていた。 私はこの王女、ミリ…

───この力を行使するようになってから確信した事が一つだけある。これは人の身にあってはならない力だ。人の世を乱すことはあれど、我々の日常が凪ぐ事は無い。そう─── ───…

気が付けばBBAと言われるお年頃を迎えてしまった。 だからといって今までと何一つ変わったと思わないのよ。本人はね。 いやいや、思いたくないってことか…。 でも、いろいろ通ってきた…

　時は21XX年、地球の温暖化は止まらなかった。今や人類は、両極圏のみで生活を営むしかなかった。 　ただ、この日本だけは、科学の粋を集め、一部北の台地に未来を賭けていた。日本のす…

仕事でミスを重ね、取引先に損害を与えてしまった俺は、残業で遅くなり最終電車に間に合う時刻に駅に着いた。 乗った電車は各駅停車のはずなのに、ある駅を通り過ぎてしまい―― ↓架空の…

北陸地方の片隅で、幼児が連続して、大蛇のような傷跡を残して殺されると言う猟奇事件が勃発した。 しかも、この地は、かって千年ほど前頃、大蛇が出現したと言う伝説の地なのだ。 この…

若き日に青年亡命貴族と婚約破棄をした貴族令嬢ゾフィー。それから十年後、元婚約者は大帝国の皇帝となり、没落した彼女は彼の愛妾として後宮に召し上げられた。 頑なだった彼女の心をとか…

❖私と王子の円満な婚約破棄計画 　婚約破棄を前提に婚約しようと言われたはなし。 ❖イケメン騎士様が「殺したくないから俺の言うことに従って」と言ってきます。 　剣を突きつけられなが…

　ある日突然、銀髪のヤンデレきつねっ娘（召喚獣）がやって来た。　一方的に開始されるひとつ屋根の下での同居生活。ご主人様に対する狐っ娘の愛情が止まらない……！ 　ときに妖怪たちの騒…

crying march／ゲスの極み乙女 魂で歌え！イメソン布教フェスタ参加用作品です。

（ネタバレ注意） 人生に絶望した百合葵（ビャクゴウアオイ）は、「誰の目にも止まらない場所で自殺する」ことを決意する。しかし、大家さんに気づかれ、計画を断念。気分を変えるべく、アパ…

平穏に暮らしていたヤマト人の青年、ヒロトとマサトシはある日、侵略者『ルーブ人』によって、別々の土地へ『奴隷』として飛ばされてしまう。だが、別れ際彼らは約束した。『どんな土地へ飛ば…

兵庫県、芦屋市に住む売れない小説家の江成球院はひょんなことから立志館大学ミステリ研究会の同期である小林仁美、そして先輩である明智善太郎と再会することになる。 疫病明けで再会したこ…

大陸に存在した二大超大国の崩壊が生み出した大量の難民は、 経済的衰退期を迎えていたこの国を更なる混乱に引きずり込み、 追い打ちをかけるように発生した超巨大地震は壊滅的な被害を残し…