🌞戦え!地温研同好会。地球の熱を冷ますんだ!!~それいけ!オンダンV〔ファイブ〕~

根⛵九里尾

第1章 普通の日常

第1話 衣替え・

 ~この物語は20XX年、まだ地球温暖化が止まらず、全人類が暑さに喘いでいる時、颯爽とこの謎に立ち向かう『地温研ちおんけんサークル(地球温暖化研究サークル)』員として、活躍した3人の高校生の日常生活を、汗と笑いで綴ったものである~




 ブブッー……ピンポ~ン


 あたしは、マナ!岡崎真夏美おかざき まなみ。高校1年生。いつものようにバスで登校で~す。

 今日もいい天気だなぁ~


「よ!マナ」

「あ、おはよ!アッツ……相変わらずいい胸板してるね~」

「あはは、どうだ!こう見えても、俺は鍛えてるんだぜ!……そういうマナだって、しっかりしたウェストじゃないか」


「うぬ? o((>ω< ))o 何さ!しっかりって?……ちゃんと括れてますよ~だ。アッツはそんなとこばっかり見て、モー(#^ω^)」


 先にバスに乗っていたアッツこと中村熱太郎なかむら あたろうは、あたしと同じ私立しりつ虹ノ森高校にじのもりこうこうの1年で、いつも見た目ばかり気にしているんだなぁ。




「そういや、今回のマナの夏服、カッコいいなあ。ひょっとして手作りか?」


「うん、まあね。最近、自分で作るのが流行ってて、お店にもいろんな生地が置いてあるのよ」


「それにしても、基準超えてるんじゃないか?」


「大丈夫よ……夏服の基準は、35%以下よ!十分基準は満たしてるわよ」


「まあ、それならいいけど。それにしても、冬服の60%以下に比べたら…………ん~ナイスボディーだね~」


 また、熱太郎あたろうったら、上から下まで目で追って、いやらしいんだから。まあ、熱太郎だっていい筋肉してるから、つい見ちゃうんだけどね。





 ブブッーー ピンポ~ン



「あ、ミー先輩おはようございます」

「おはようございます、さすが先輩、夏服決まってますね~渋いっすよ!」


「おお、アッツ。相変わらず、よく見ているな~。マナも可愛いぞ、その緑は、よく似合っているぞ!」


「何をおっしゃいます。ミー先輩こそ、黒がお似合いで、引き締まった腰なんか、あたし羨ましくって、もうー」


「でもな、マナの方が、胸のボリュームはあるだろ?男は、そっちに惹かれるんだ、なあアッツ?」


「あ、いえ、う、まあ、……そんな奴も多いですが、僕はどっちでも……」


「おや?アッツ、マナの胸筋は、最高だと思うんだけどなぁ~」


「あ、胸筋。……そうですね、いい筋肉してますね~」



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆アイキャッチ

https://kakuyomu.jp/users/kurione200/news/16818023212167819733

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆挿絵です。一休み!



 ミー先輩こと上杉南中子うえすぎ みなこ先輩は、学年が一つ上とはいい、メリハリのあるボディーは羨ましいなぁ~。

 でも、ミー先輩の頭の中は、筋肉のことでいっぱいなの。とにかく、筋肉が一番なのよね。その割には、自分は脳筋じゃなくて、勉強もできるんの。最高よ!


 それに比べ、あたしなんか、いつもお子ちゃま扱いだからな。あたし、憧れちゃうんだよね~。



「ところで、ミー先輩のビキニは、どこで買われたんですか?」

「あ、これか?駅前のブティック『シーオーシャン』だ」


「俺も、あそこ行けば良かったなあ~……これ、母ちゃんの手作りなんですよ~ハーフパンツにしてくれって言ったのに、『どうせ、汗かくから短くていい』なんて言って、ビキニパンツにするんだもの」


「あん?アッツ、ちょっと立ってみな!」


 ミー先輩が、バスの座席に座っているアッツを立たせてビキニパンツを観察し出した。


うわっ~アッツも胸板だけじゃなく、あちこちいい具合に成長してるわ~思わず、あたしも見入ってしまった。ありがとうございます、ミー先輩。



「いいんじゃないか。サイズもピッタリだし、色も七色の虹のようで」


 アッツは、嬉しそうに目じりを下げて喜んでいたが、ミー先輩はいったて普通に向かいの座席に座っている。




 そう、このバスは通学用のバスなので、乗っているのは、あたし達と同じ高校に通う生徒なの。もちろん、男子も女子もいるわ。


 だから、みんな制服を着ているの。つまり、夏服は体表面積の35%以下の水着って決められているから、女子は全員ビキニ着てるのね。



大人?大人は居なわ。だって、このバス無人運転なんですもの。



☆彡朗報!

 ・わーこのお話だるいな~読み続けるのはメンドクサイなあと思ったあなた!なんとこの物語には総集編がついています。途中を飛ばしても大丈夫!さあ、今から先へ進んでみましょう!

https://kakuyomu.jp/users/kurione200/news/16818023212908754595



(つづく)


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る