「振り向くと」を含む小説

本山らのPresents 第八回本物川小説大賞応募作です。 私には、片思いの相手がいる。ピアニストの、まだ年端もいかぬ少年。 けれど、この恋は絶対に実ることのない恋なのだ。

　夜道の足音は恐怖をそそる。 　夜道を一人で歩いていると、周囲には誰もいないのに“自分以外の足音”が聞こえる。 　そんな経験はないだろうか。 　一説によるとそれは自らの足音の…

大学に入学した最初の夏休み。 アルバイトをしたおかげで、偶然出会った美少女。 名前も知らない。ただ、とにかく誰でも振り向く美少女だった。 母親と一緒に乗った電車で運命的な出…

水沢杏梨(みずさわ あんり)18歳は大学1年生になる。そんな杏梨は誰からが見ても美人で、街を歩けば振り向く人は少なくはなかった。ただそんな彼女でも楽な人生は待ってはいなかった。 …

　ナイフによる連撃が空気を割き、幾重もの光の帯が伸びる 　修人は寸ででかわし、後ろへ飛びのくが 　じわじわと壁に追い詰められ、逃げ道を奪われていくのも確かだ 　 　ジャリ 　「…

12月15日のクリスマスの日に三十路の私、高坂智美は夜遅くまで仕事をしていた。 すると何やらパソコンから奇妙な文字が見える、その内容はあなたは異世界に行きたくないかい？というもの…

ある日、友人からいただいた「願いが叶う紅茶」を飲んだら本当に願いが叶ってしまった。 その願いとは自分の夢小説（自分を作品に登場させ、キャラと恋愛させる二次創作）世界に入り、大好…

街中を歩いていても自然と目立って、誰もが振り向くスーパースター様！映画ではハリウッドに出演・様々な賞に選ばれ留まるところを知らない才能は映画に出るどころか自ら作り出しそれに自らが…

僕はいつものように公園のベンチで読書をしていた。それは鏡の世界に入り込んだように、静けさ漂う場所だった。そうして読書をしていると、本当に時が止まって、中から物語の風が吹き込んでき…

写真家を志す女子高生・芽梨。 誰もが振り向く美少年・来智。 放課後の教室は、シンデレラのお城に姿を変える。

何田何子——通称ナニコの中には、無数の〈十五センチ〉が潜んでいる。 手のひら。 目尻から顎の先まで。 へそから腰まで。 後ろを振り向く時。 拍手をする時。 歩き出したその一歩目。…

超絶日本刀マニアの黒鉄愁斬はある日、家のトイレで用を済ましていた。そして、扉を開けるとそこには草原が……。 「これは幻想だ」 そう思い、扉をもう一回閉め深呼吸をしてから扉を開ける…

「笑顔が世界で一番大切で、幸せなものなんだ。どんなに辛くても、笑っていればそいつが一番幸せなんだ」ってお母さんが死ぬ前に僕にだけ教えてくれた。亡き母の言葉を信じ、先生から頭のネジ…

　　　プロローグ 著しく繁栄した国は競争相手を失い、やがて自国の者同士が自害しあう。そして、「新たな心の戦場」は勃発し、終戦までに一か月もの月日を費やした。繁栄した国は長く続く…

男っぽい女子高生・かなえのクラスに、少年・こうたが転校してくる。 かなえは、こうたの顔に見覚えがあるが、思い出せない。 そのことが心に引っかかったまま眠りにつくと、いつの間に…

毎日のように友達と仲良く遊んでいた少女、いつも通りみんなで遊んでいた場所に行くと誰もいない。 ふと背後に気配を感じ振り向くと...