「振り向くと」を含む小説

俺の名前は秋本　岩太(あきもと　がんた)。 人より声が少し大きいのが特徴といえば特徴のどこにでもいる普通の高校2年生だ。 そんな俺には大親友と呼べる友がいる。その友の名前は夏川　…

昔ながらの遊びで、名前を呼ばれて振り向くと、やってきます。

ある夜、わたしは誰かに見られている感覚に襲われる。振り向くと、そこには身の毛がよだつような姿の鬼がいた。 恐怖に駆られるわたしのもとに「鬼討ち」を名乗る少年が現れる。 鬼を消す唯…

　夏休みも終わり、蒸し暑さが残るなか登校する私。振り向くと風景が膨らみ、私にそっくりの「わたし」がいた。逃げるように家路を急ぐが、体はどんどん小さくなり、その度にわたしは増えてい…

いつもの帰り道。 辺りは薄暗くなったとき、私の耳になぞの足音が聞こえてきた。 振り向くと、そこには、顔のない影が揺れていた。 ラストに注目です！

ある通学路にまつわる奇妙な噂話を聞いたと、小学生の妹が言う。 『あの通学路で、誰もいない時に振り向くと、自分がどうやって死ぬか見える』 その噂は、高校生の自分が小学生だった時…

　最近、私が通学路でふと振り返ると、みんな逃げ出すようになってしまった。 　化け物に襲われそうになっているように、血走った目で、血走りよりも速く走っていくのだ。 　『通学路、振り…

幼いころに父さんを亡くしたときのトラウマから、僕は後ろを振り向くことが怖くなってしまった。 あのとき僕が後ろを振り向かなければ、父さんは死なずに済んだんじゃないかって。 それか…

僕の中の時間は ずっとあの時のまま止まっていて、 時計の針だけが、 後ろを振り向くことなく、 前に進み続けていた…

深夜、散歩をしていると、カメラを持ったおじさんに遭遇する。すると、おじさんは私にとある要求をしてきて、

高校三年生の佐藤由美は、ある日を境に不思議な音が聞こえるようになった。 最初は聞き流していたが、だんだんと異変を感じて……？

中学校の時、私は吹奏楽部に所属していました。吹奏楽部と言っても銀賞止まりの弱小部。それでも文科系の皮を被った体育会系の部活なので練習は朝の七時半からありました。 通学路は遠回りと…

５分で読書、短編小説。

生きる目的を見失い、自ら死ぬことを選んだ男。まさに、死の直前、神様の気まぐれが、男の身を救う。 男を救った神様からの提案、もう、一度人生をやり直して見ないかと問われ、男は神様の提…

いつも通りの毎日を送っていた少年は、ある日一人の少女に出会った。 だが、少女はもういないーー

　ある秋の朝、杖職人・バーニィは、魔法の修業を終えて帰ってきた幼馴染のキャロルと再会する。幼い頃から思いを寄せる彼女のために杖を作りたい、その一心で職人となったバーニィだったが、…

皆様、幕末はお好きですか？ この作品は、作者が幕末を勉強する過程で膨らんでいった妄想を具現化したものです。 何故か、幕末諸藩が女の子になります。 そして何故か、舞台が学園になりま…

足高剛には美香多という姉がいた。 しかし上京して少し経った後、事故で亡くなってしまう。 その後、誰もいない家で時折視線を感じるようになる。 振り向くと、そこには剛の天敵の姿があっ…

　そーくん、と呼ぶと柔らかい笑顔で振り向くやさしいひと。 　 　18の私より15歳年上のそーくん。 　そーくんより5歳年上の私のお母さん。 　気づいた時から私はそーくんに恋…

お互いの目にとまったからといって、ふたりがつながり、まじわるとは限らない。 あなたとのかかわりが生まれたのは、かすかな想いをたぐり寄せたから。 奪ってほしい、と言ったら、奪って…