「幻影」を含む小説

流行り病によって病死した初恋の幼馴染の幻影、銀髪碧眼の少女。 三年前に亡くなったはずの小屋敷　クローリクの子供部屋に、誰かがいる――。 有栖川　三月《ありすがわ　みつき》はその正…

　アートデリバリーという、必要な時に必要な人の所へアートを運んでくれるサービスが発達した未来。画家の大原の個展に、代表作『This is Not My Work』が運ばれることに…

★なごや幻影奇想シリーズ短篇。本作のみでも問題なくお楽しみいただけます。 『共鳴糸エンゲージメント』ラストより数ヶ月後ぐらいのエピソード。 　■　■　■ 　名古屋駅から名鉄あ…

　２０２２年。死を恐れ、退屈な世界に辟易していた十七歳の陽葵（ひまり）は怪しげな科学者、神宮寺と出会い千年後の未来まで冬眠する事になった。３０２５年、そこは肉体が存在しない脳が作…

会社員のミズキは取引先の従業員であるエノコと出会う。 彼女に不思議と惹かれるミズキがエノコと偶然再会すると、エノコはミズキを誘って居酒屋へ。 他愛のない話を経て、次週の再会を約束…

　日本国内の、どこかに聳え立つ大きな屋敷。今から二世紀ほど前の大昔の英国貴族が住まう広大な屋敷の中には一人の主人と六人の使用人が住んでいる。主人の名はヴィアトリカ・ビンセント。幼…

幻影。 それは見えるが形を持たないもの。無いのにそこに在るもの。虚実。 ただあるものもあれば作り出されるものでもある。 幻影はただの影。 人には考えもつかない。認識の及ばないも…

失恋した親友・酒田雄二が唐突に死んだ。 事故か自殺か分からないまま姿を消してしまった雄二の「フラれた理由が分からない」という一言をきっかけに、海井奏多は雄二の足跡を辿って行く。…

その日、売れないシンガーソングライターの須々乃美秋は夢を諦めた。まったく歌えなくなったのだ。暗い帰り道、何の気なしに立ち寄った本屋で美秋は懐かしい名前を目にする。それはかつて自分…

初めて書いた作品です、是非読んでいただければと思います！ 星・ハート・フォロー・コメントも併せて頂けたらとても嬉しいです！ この作品は、少年少女が世界の危機に立ち向かうお話です…

　全ては不良少女の万引きから始まった。 　ある日の深夜、町はずれのドラッグストアにて万引きを行った女子高生、角幡は店先で一服していた。そこで見知らぬ女刑事に出くわす。ニコチンの痺…

★なごや幻影奇想シリーズ待望の新作長篇！　本作からでもお楽しみいただけます！ 　■　■　■ 　名古屋駅から名鉄あるいはＪＲで二駅。金山総合駅の程近く、とある雑居ビルの二階に、…

私は、洗脳されています。 その洗脳を解くため、詩を書いています。　 これは、狂人の詩です この狂人は、言うのです 「私は悟った 　悟りの状態に入った 　けれど、気がつけば…

【全108話／自サイト転載／改稿アップ中】 貧乏寺のひとり娘・山内椿は、賞金目当ての応募にいそしむ日々。そんなある日、木箱に入った一本の筆が賞品として届く。同じ日の夜、椿は金縛り…

メディアワークス文庫創刊１５周年記念アンソロジー『神様の本』発売を記念して、 『深夜０時の司書見習い２』に収録された「走れメロス編」をネタバレなしの特別編集版でお届け！ 『深夜０…

冬の日のイロハモミジ 平和な休日のワンシーン ４０ｗ×４０Ｌのしばりで書いているショートショート １００作品まで書きたいな

樹木医になるのが夢だと言っていたタツキが、逝ってしまったのは春が来る少し前。 俺はそれ以来、生きる気力を失い、二人で暮らしていた部屋に閉じこもっていた。 ある日、大学の事務室に呼…

やっかいな老魔術師に仕事を押しつけられた少年魔術師のフレンとタナエス。海の向こう、南の大陸の平原で目撃されたという謎の現象の調査に乗り出した二人は、そこで予想外のものを目撃する。…

『phantasmagoria』 奇妙な幻想 : 熱に浮かされた時のように脈絡のない奇妙な一連の心象や、移ろいゆく景色 : 走馬灯のように次々に変わっていく情景等を表す（フランス…

すれ違う親子の気持ち 雨の日は想い出が押し寄せてくる 大切に思う気持ち 伝わらない思い