「寝室」を含む小説

彼女は寝室に僕を誘う

　東雲　幸（しののめ　さち）は三児の母である。 　上の子二人はすでに家庭を持ち独立しているため、愛する旦那とこの春大学生になる三男坊と暮らしていた。 　三月下旬のある朝のこと、い…

そっとベッドを抜け出して行くカレ。 寝室の扉が静かに開き、すぐに閉まる。カチャリ…。 幾つか響いた一連の微かな音が止み、寝室には静寂が戻ってくる。

いつものキッチンといつもの寝室。 間接照明とアロマキャンドル。 ひとりぼっちの夜に壊れたガス給湯器。 あ、そうだ、銭湯に行こうかな・・・。

もし、壁とかをなんでも透かして、向こう側を見ることができる装置があったら。 こっそり何をのぞきますか？ 本当にそれは、可能ですか？ 見てしまったら後悔しませんか？ 高校二年…

旧題　私情が絡むお仕事　 一つの家族をきっかけに、それぞれの思いである豪邸を訪れるとある三人。 浮かび上がる疑惑と、怪異の原因に、周囲を巻き込んで挑む、お仕事シリーズ、第五弾。

ふと真夜中に目を覚ましてしまったある男の短い話。

「男はね。女に上に立たれるのが嫌なんだよ」 「僕は、僕を立ててくれる人を妻にしたい」 特例で女公爵になった途端、身分が下になった婚約者に婚約破棄を申し込まれたルナータ。 キレた彼…

昔々、ある小さな小さな国の姫と青年のお話。お姫様は、小さな恋をしていました。青年もきっと、お姫様のことを慕っていました。ある日、お姫様は青年を家に招き、食事をすることにしました。…

２０４７年の或る土曜の朝、スマートピロー（人工知能搭載型枕）の奏でる着信音、 ラクリモーサで目覚めたナオヤ・ロバート・ハリカエ・ガートナーは、着信音の主 ヴァルチュア（ハゲ鷹）と…

魔物に襲われ行方不明になっていた婚約者は、〝黒い森〟に住む魔女に助けられて生きていた。 初夜の寝室で残酷な宣告を受け、戻って来た彼の心変わりに戸惑い苦悩する中、毒を盛られ、命を狙…

かつて、悪さをして捕まった昌平。 彼は誰にも言えない過去があり、雨が降るたびに香る土の匂いが苦手だった。 気のせいだと思い込む昌平は、子供達のいなくなった寝室で、妻の横にかつての…

離婚目前のパパとママ、どちらについていくか。私が下した決断は…？

とある雪降る夜。 寝室に寝ていた男はある気配を感じた。 「泥棒か……」

娼館が壊滅し、生き残った一人の娼婦は、少年の情婦（という名の抱き枕）になった。基本的に寝室で育む、かなり健全な愛情の話。

　一人暮らしのアパートに、突如として転がり込んだのは、妹(JC2)の四葉だった。 　兄、咲良は、春休みの間、彼女と共に過ごす事になった。しかしコミュ障な四葉は、兄の寝室を占拠…

三十歳の誕生日、ついにエッチすることなく三十路を迎えてしまった俺は悲しみをかみしめながら帰宅した。 誕生日の朝、目が覚めると、目の前に広がっていたのは四畳半の寝室ではなく、草の生…

　友人に小説書いてみてよ、なんて言われたのでこの夏休みに体験した衝撃の出来事を書いてみました。2分くらいで読める超短編です。よろしかったら是非。