僕と彼女と寝室で
三枝 優
今日も誘ってくる
リビングにいた僕はコーヒーを取りにキッチンに行く。
ぱしっ
後ろから軽く叩かれる。
彼女を見るとそっぽを向いて知らんぷり。
僕は無視してコーヒーを入れた後リビングに戻ってくる。
ぱしっ
また叩かれる。
彼女を見ると、また知らんぷり。
これはいつもの彼女のメッセージ。
本当はコーヒーを飲みたかったんだけど。
仕方なく、寝室に向かうと彼女は嬉しそうに後をついてきた。
ベッドに横になると彼女も隣に寝転んでくる。
僕に背中を向けてしなだれかかって甘えてくる。
いたずら心で、耳を摘まみあげると不満げな声。
頭をなでると、嬉しそうにして体重を預けてくる。
しかたないなぁ
彼女の背中を撫で上げると、嬉しそうに声を上げる。
こうして、今日も僕は彼女によってベッドに誘い込まれるのだ。
僕と彼女と寝室で 三枝 優 @7487sakuya
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます