「喰」を含む小説

【スニーカー文庫編集者】カクヨムプロットコンテスト【担当なります】の参加作品です。 プロットと第一章のみ書かれてあります。

平安時代の院政期直中――――平安の世も終わりを告げ掛ける最中で、陰陽師たちは隆盛を期していた頃。 　稀代の陰陽師安倍晴明の子孫である、少年雅相はいわゆる落ちこぼれだった。 　そん…

世界の怪奇現象を取材して動画をアップしている『わんだほーえくすぺりえんす』。 アカウントの持ち主である漣、ミサオ、ゆーたの三人の周辺で、次から次へと怪事件が発生する‼ 怪奇現象に…

怪獣との戦争に人類が勝利した「最良世界線」、怪獣と人類の戦争が終わっていない「最良世界線に隣接した世界線」 ２つの可能性で語られる、2人の少女の運命とは？ この短編小説は、…

暗黒星雲の中を進む宇宙船。生まれてから宇宙船の中で、何もない日々にうんざりしたふみは、同級生の朱里と一緒に宇宙船から逃げ出したが・・・ この短編小説は、僕が書いているダーク百…

山の奥深くに住んでいた山姥のヤマヒメは、ある日、腹を空かせて山を降りた。 そんなヤマヒメが人里で見たものは、飢饉に苦しむ村々であった。 町は戦火にくすぶり、海には人さらい、異国の…

中学卒業を控えていた喰藤雪音は、とある事故によりそれ以前の記憶を失くしてしまった。 その事故から三年。高校を卒業した雪音は身元引受人となった椿から殺傷事件の調査を依頼される。 「…

喰花族の少女、野バラは植物だけを食べる珍しい一族として捕らえられ、王の側室にと結婚させられる。王は彼女に無関心で放置され、王妃は当然のように嫌がらせをしてくるし、食事は当然のよう…

　一年中が寒い冬のスニェークノーチ国。 　大昔は短い期間だけ「春」が訪れていたというが、その面影はとうに無くなっていた。 「春」を運ぶ竜と云われる春竜が、国に訪れなくなったためで…

ヒマワリを半分だけ千切る老婆の、真の目的とは？ この短編小説は、僕が書いているダーク百合短編集『夕喰に昏い百合を添えて』のなかの１つです。この短編が気に入った人は是非、↓から…

アンチ科学のナチュラリストが流行し始めた日本で、その流れに逆らう咲という女性がいた。 気高く可愛い咲ちゃんが、私の住む村に里帰りにきたのだが、それが悲劇の始まりだった。 この短…

私は本心では興味がない人権活動に参加していた。 なぜなら、その人権活動をしていれば、女の美しい声を聞くことができるからだ。 この短編小説は、僕が書いているダーク百合短編集『夕喰…

人間と動物性の否定とのあいだの基本的関係の最初の証拠、それが私たち。

科学を否定するナチュラリストカルトから、かつて脱出した「私」。しかし教団に引き戻そうと、同年代の女性が襲い掛かってきた。 この短編小説は、僕が書いているダーク百合短編集『夕喰…

SNSの流行で、みんな野菜工場へ行ってしまう。その流行に乗れない私は、親友と別れることになった。混乱と悲しみで自暴自棄になる私に、怪しげな女が語りかけてきた。 この短編小説は、…

1702年にフランスで数部のみ個人的に配布されたといわれる、黒魔術と降霊術に関する手記。配布後に多数の写本が作成されたが、カトリック教会からその卑劣で忌まわしい描写で非難され、の…

直接相対してコミュニケーションを取ることが少なくなってきた現代。 あなたの尻尾も喰まれているかもしれません。 二人のある男女の配信者を描いた小説です。 是非、『偶然と必然の配…

目が覚めると、とつぜん、どこかのホールに大勢の人間とともに集められていた。意識がもうろうとするなか、全員に注射を打たれる。それは生きている人を屍食鬼（グール）に変貌させる恐ろしい…

この世とあの世の狭間の世界、幻(ゲン)。そこへ1人の青年がやってくる。不思議なことに、自分の名前もここへ来た理由もわからない。本当の自分を取り戻すため、鍵となるある職業に就く。 …