「ごめん 短編」を含む小説

３年間、課長の上木（うえき）と社内不倫している明美（あけみ）。 いつものように社内の資料室で愛を確かめ合った後、つい口にしてしまった、「いつ奥さんと別れてくれるの？」。 優しい上…

沢山いる王子や姫の中の1人、15，6番目くらいに生れた私。1人隔離されて育ったが、不幸だとは思っていない。政略結婚も織り込み済み。でも、愛し合う恋人を引き離す悪役ポジはごめんです…

沢山いる王子や姫の中の1人、15，6番目くらいに生れた私。1人隔離されて育ったが、不幸だとは思っていない。政略結婚も織り込み済み。でも、愛し合う恋人を引き離す悪役ポジはごめんです…

僕はピアノのコンクールに出ることになった。どうやらそのコンクールは有名なもので、出場は名誉なことらしい。最近話していなかった親友も誉めてくれて、僕は調子に乗っていた。 ――彼から…

彼女が笑顔でいてくれるから、僕は彼女に嘘をつく。何も知らない彼女と全てを知っている僕の物語。

ババアなんて呼んでごめん、おばあちゃん。ただ恥ずかしかったの。ありがとうさえ、ろくに言えなくてごめんね。感謝は声に出さなきゃいけないって分かったよ。おばあちゃん、ありがとう。

　廃墟と化した古い屋敷に、その少年は住んでいた。 　夜になると黒髪黒目が銀髪赤目へと変化し、人間では持ち得ぬ力と特殊な能力を使える彼は、種としても個としても名を持たない。 　…

学校で飛び降り自殺した女の子、白川雅。 雅を死に追い込んだのは自分であると確信する幼馴染の実栗。

あの暑い日、学校へ向かう俺にみんなが伝えたかったことは――。でも、ごめん、気付くのが遅かった。

小遣い制の我が家に起きたちょっとしたイレギュラー。 些細な日常をユーモアを交えて綴ってみました。

声が出なくなってしまった僕は、妻の提案で交換日記をはじめる。 この交換日記は僕と彼女の、目に見える幸せの形だった。

ある日、翼は告白された。 翼の返事は 「ごめん、他に大切な人がいるから無理。付き合えない」 けれど翼は、その大切な人に告白される瞬間を見られていた――。

コンピュータサイエンスの研究者の兄は画面の向こうの妹と語ります。ですが妹にはある悲しい事情があって……。 1400字以下のショートショートです。

魔王城へたどり着いた勇者一行。待ち構える魔王に勇敢に剣を向けいざ勝負という時に、勇者の様子がおかしくなっていく。

竜魔導士のレインはパートナーのドラゴン フィリスと喧嘩をした。 好物を片手にレインはドラゴンの寝床へ行くけれど、フィリスはまだ怒っている。 フィリスとレイン、その距離5ｍ。 仲…

本当はだらしないクセに外面ばっかりいいあいつのことが嫌い。嫌いじゃないけど嫌い。

生徒の佐々木の答案用紙に偶然にも完璧な真円を書いてしまった教師のもとへ、シンエン委員会と名乗る謎の連中が押しかける。勢いだけで書いたので勢いでお読みになることをお勧めします。

よくあるいつものお家デート。何もかもいつも通り。だけれども……。 「ごめんね。」 私は小さな声でそう言った。 その言葉に答える声はなかった。

　なぜか家に帰ったら自分の小説のヒロインが家にいた。 「私は姫野真希。貴方が書いた小説のヒロインです」 「負けヒロインだけど」 「こら！　それで怒ってるのになんでそうデリカシー…