「#植物 ＃短編」を含む小説

わたしたちは、七草とともに生きている。 働く大人たちと春の七草＆秋の七草たちの生活が交わる、日常のひとコマ。 【七草ごとに独立した短編集です】 2022.2.28　完結 ～～…

「ここって幽霊研究員がいるって聞いたんですけど……本当ですか？」 王立研究所の植物再生研究室に勤めるシュリは、おしゃれに無頓着の研究者。研究室に勤めて三年目になるが、一度も姿を…

叔父さんと約束を交わしてスケッチブックをもらった少女。 植物のスケッチをしに森へ入ると、隠された秘密を知る。

海を越え山を越えてこの街にやって来る『夏』は、いつも『呪い』を帯びている。 今年もまた、呪い呪われる夏が来ていた。

我は猫という生物らしい。どこで生まれたのか、どこで生きてきたのかなんて覚えてないし思い出したくもない。 何故なら今しがたから我を夢中にさせているものが目の前にあるのだから。過去な…

大海原の中心にある島で千年もの間一人で暮らす魔女・フェーナ。 薬作り、植物採集、料理に読書、様々なことをしながら日々を過ごしていたが、ある日、孤独なことに寂しさを覚えつつ海を眺…

そこまで長くない話をまとめました。 各短編のあらすじ 1.今日も、空が青い 長い梅雨で空が晴れない毎日に苛立ちながら、僕は今日も青空に焦がれてキャンバスに向かう。そんな時、不意…

ほぼ会話

「この光景を見た科学者は誰もが首をかしげた。“この場所はどうしてそんなにも蒼いの？”と」 蒼い植物の立ち並ぶジャングルの中、ふたりのバックパッカーが通過していた。 そこでバック…

　動物が何を考えているか知りたいという思いから、動物の気持ちがわかる首輪が開発された。その延長で植物と対話してみたいと花瓶も発明される。それが一般家庭にまで普及された時代。 　ア…

　存在しない植物を空想し、育てる。そんなテーマ、企画として、ツイッターのフォロワーさんと盛り上がったものです。 　シリーズものになる予定です。 　ちょっとホラーテイストなものか…

目薬をさしたいのに身体が植物になって失敗する話。

　某「花開く」がお題のコンテスト応募用に書いたもの。 　6000字ほどの短い作品となっております。 　ちょっと前に話題となった、注文もしてないのに憶えなのない中国の業者から郵送…

小学六年生の美雨（みう）は転校したばかりの女の子だ。ある事情から、ずっと憂鬱で気分が晴れず、新しい友達を作る気力もない。 隣の席の瀬名くんは優しくないし、それでいて美雨にやたら…

【KAC2021　８回目のお題「尊い」の応募作品です】 俺は百合を愛でる観葉植物だ。 待ちに待った放課後という時間。生徒会室にやってきた先輩後輩のやりとりを見ては、尊いと心の中…

今年もやって来た暑い夏の到来。 木の片隅で羽を宿した成虫になるために、いつの日か、素敵な昆虫ライフを夢見た一匹のセミがいた。 彼には名前はなく、セミ社会では個体番号の７３１（セミ…

「人間を仮想空間で量子化して復活させる事は出来るか」　仮想空間技術が目指す究極の命題。ＶＲＯでも目指しいたその過程で起きた、ある兄妹の話。植物人間となった兄を量子化で蘇らせようと…

　「短篇箱」に入れていた短編ですが、読み返したら思ったより良くできていたのでこちらに格上げしました。 　植物園に来た女性と、「家路」の話。 　宜しくお願いします。