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概要
伝わらないからこそすれ違い、すれ違うからこそ生まれる猫と人の物語
我は猫という生物らしい。どこで生まれたのか、どこで生きてきたのかなんて覚えてないし思い出したくもない。 何故なら今しがたから我を夢中にさせているものが目の前にあるのだから。過去なんて気にしたってしょうがないじゃないか。 我の何倍もの身体を持っている、どうやら人間って生き物らしい。それが我が夢中になっているものである。 いつだったか、我よりも背の高い植物が生い茂った庭に迷い込んだのがきっかけだった。
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