「氷」を含む小説

　かつて黒死病の脅威から逃れるため国民全てが『吸血人』となった大英吸血帝国（ＶＫ）は、血を吸う者と吸われる者が平和的に共存する「優しい世界」――であったはずだった。 　そのＶＫに…

東西南北各々に強大な魔力を持つ「魔王」の居る世界。 人々は恐怖に怯え、魔王達とその下僕達による絶対の支配を受けていた。 そんな魔王達に立ち向かう、勇者とその仲間達！ この物語…

　あの日の真実は誰にも分からない。 　あの人の真実は誰にも分からない。 　けれども、それでも、 　――願っても、構わないだろうか。 （2007年制作／文学サークル機関誌投稿作…

田舎町レーツェルにある小さな教会の司者（注：その教会の責任者。基本的にその教会で最も役職が高い者が務める）である少年、メンシュ。 そして、そんな彼に恋する少女フィラン。 「いきな…

完結するのは大変です。 なので、感想もらえるとうれしいよね？ そんな気持ちから企画を立てました！ 自分の作品の感想から、書いていきますー。 うまく感想を書けるか自信は全くあり…

異世界転生できるのなら死んでも良い。 そう思っていた時代が俺にもありました。 転生した世界は、想像を絶する氷河期で、 世界中で食べ物や燃料を奪い合っている世紀末。 異世界チートを…

強気な少女スリサズが、冒険者の酒場の依頼をこなしながら山へ森へ海へ砂漠へと旅をする物語。 情景描写の評価が高いです。 第一章「氷の魔女の春捜し」 　春告げ鳥と呼ばれる少年が失…

世界を破壊する人間嫌いの黒き竜。彼は人知れぬ森の中で長き眠りについていた。 そんな事も知らずにフラフラと姿を現したのはーーひたすらに元気な【盲目の少女】だった！？ 「リュウ…

「私」の働く静かなバーで、誰かが話をする。 ぽつり、ぽつりと灯されたロウソクの火が、柔らかな影を揺らすように、音もなく過ぎていく時間がグラスの氷を溶かしていく。 琥珀に揺れる夜の…

　本作品は日中戦争時に、日本軍の超一流女スパイの鮮やかな活躍ぶりを描いた物語である。 　楊麗氷と名乗るヒロインは、社交界の新女王として登場し、国民政府の要人らに巧みに接近し、相…

天ヶ崎氷威の聞いた話をどうぞ

魔王すらも恐れる人類最強の9人が属する組織『災厄の数字』の一員、『絶氷』のクレスはとある特殊任務を命じられる。「ボス、俺は誰を暗殺すれば……って、えッ?」その驚くべきミッションと…

ｙ１５番。彼は国王暗殺・国家転覆の重罪に問われた死刑囚であった。 そんな彼に突き付けられた奇妙な命令。 「『斬声の姫』の声を枯らせ。成功すれば恩赦を賜る」 「斬声の一族」の…

火山に取り囲まれながら、常に真冬のように凍り付いた、誰も立ち入らない集落。そこを支配するのは飢えと疫病、密告と生贄で成り立つカルト教団。 妹を処刑された女は密告者へと変わる。 十…

かつて栄えた超高層ビルの都市は、大半が海に沈み、やがて謎の天災により全てが凍りついた。 絶えたはずの人類だったが、ある日一人の〈生存者〉が目を覚ます。 断片的にしか記憶を保てな…

伊藤裕也…今年から大学生になった男子、小説を趣味で書いている。クラスの中でも割と人気者 霧島雪菜…今年から大学生になった人と接することが苦手な女子、趣味は絵を描くこと、何故か大…

気づいたときには魔法が普通に存在する異世界で赤ん坊として転生していた主人公。 ハデな魔法が使えると楽しみにしていたが、自分に適性があった属性は、その世界でも地味で不人気とされる土…

その奇病は突如世界中で発症した。 パキリと薄氷を踏むような軽い音と共に咲く氷の桜が全身を覆い氷漬けにしてしまう。 お湯を掛けようが火であぶろうが溶けることのない氷の桜。 誰もが氷…

魔王とモンスターに支配された世界を救うべく、戦いの旅を続ける者たちがいた。 炎を操る能力者、フレア（ヒロイン）は非常に暑がりである上に脱ぎたがりである。 そのため、戦闘中に脱い…