「古い」を含む小説

※5～6年前、古書ないし古書店を題材にした小説を募集していたどこかの出版社の企画のために書いた作品（ちなみに結果は選外）です。 　自他共に認める本の虫である高校二年生の「僕」。特…

pixivより転載。各話2000字以内。 主に「電撃Short3」「Boon-gate.comショートショート大賞」などに投稿したもの。 ゼロ年代執筆のため、ネタが古い。 ◆他…

とある商店街に佇む古い喫茶店。 これといって特徴のない店なのに、なぜかいつも賑わっている。 人気の秘密は、店主が美人だから？　それとも……

　レィル・フィルスチアという人間がいた。 　人間は力と才能を求めて、凡才という自らを捨てて非凡という殻を手に入れる。そして自分だったものの感情を己の中に埋め込んで、人でなしとして…

北関東の山間で、米をつくり暮らしをたててきた集落。 そこに住み、皐月を幼い頃から可愛がってくれた祖母が亡くなった。 親族として葬儀の手伝いをする皐月は、豪農として大きな屋敷を構…

　今回はデータを取るのが少し早くて１１月３０日の２２時ぐらいから始めましたので、２２時から０時の間に星を入れられたときは誤差が発生します。そして、なぜか５９９９９件でデータの収集…

アンドロイド（人造人間）が一般家庭に普及し、シンギュラリティ（技術的特異点）が訪れた後のお話。AIが自分よりも高性能なAIを作ることができるようになった時、不死であるAIは何を考…

両親を亡くし、東北地方のとある集落にある親の実家へと引っ越して来た兄妹。この地方では由緒ある家柄ではあるが、既に本家の主は無く、二人が住むことになったのは分家の者たちに管理された…

ある妖物の監視を任れた主人公。 彼にとっての不幸は、妖物と意思の疎通が図れたことだ。 処刑が決まっている妖物の世話をしながら、いつしか妖物である虜囚そのものに惹かれていく。 …

特定の周期にだけ現代社会と異世界が通じるあるホテルの扉。 その事情を知らずして面接希望を出した二人の女性が、麗しの支配人に気に入られ……散々なまでにこき使われ、片方は一種のペット…

人に近いけど人じゃない、そんな生き物として認識された美少年と人が日々普通に生活するほのぼの日常系連載（予定） ＊＊＊ ヒトであるショウタと美少年のレダは友人同士だ。 美少年という…

坂の長崎石畳、異国情緒豊かな長崎の長坂の上にある古ぼけた西洋館。 今では学生メインの下宿屋になっているが、下宿屋の主人花野すみれは、かつて世界中の人々を魅了した天才ピアニストだっ…

「素敵な休日は、なんてことない朝食から」 　久々の休日を素敵なものにするために『僕』は朝食を作り始めるが、冷蔵庫の中にあった卵がけっこう古いことに気付いてしまう。この卵、どれくら…

今となっては何がきっかけでこんな話を書いたのかすら思い出せません（笑）。それくらい古い話です。匂いフェチだけどそれを隠す女の子ってかわいいよね、という話です。…………かわいいよね？

古い港町、レトロな通りに店を構える大正時代創業の帽子屋は平成の現在、年若い兄妹が経営しています。今日もオリーブ色の扉を押してお客がやってきました。世界に唯一つ、自分だけの帽子を求…

大陸の半分を席巻し、もはや元の名が忘れ去られた「帝国」。 国内屈指の有力教会の息子・キリクは、家業を嫌い、帝都で軍人となっていた。今年に入って皇族を守る「皇室師団」に配属された…

いつ書いたか、解らないけれど、拙いけれど、あえて文はそのままに。今より、幼くて、今より、心が柔らかくて繊細だった気がする

ぼくが恋したのは、古い映画の中の少女だった。 その少女は、もうこの世にはいない。 この世にはいない美しい少女に恋をした。 それがぼくの、初恋だった。

小さな頃、昭和の古い時代、良き時代のお話。