亡くなった祖母の葬式の手伝いをしていた主人公、皐月は、幼いころ、祖母の家に来た時によく遊んでいた、白彦(きよひこ)と再会します。
美しい青年に成長していた白彦。
思い出話をするのですがしかし、皐月には当時の記憶が思い出せません。
幼いころの不思議な記憶や、現在に体験する不思議な現象。
皐月を取り巻くそれはなんなのか。白彦という存在は果たして……?
儚く切ないけれど、時に厳しい世界を垣間見せられる、この物語にとても惹かれました。
あまり突っ込んだことを書くとネタバレになりそうなので控えますが、白彦の皐月への強い想いには引き込まれました。
読んでいると、自分が不思議な体験をしているような感覚に陥るこの物語。おすすめです。