神がはじまり、終わる場所

作者 しちみ

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★★ Very Good!!

帝国を守る軍隊に入った教会に生まれしキリク。

宗教的な世界から離れられたと思い平穏に暮らしていた日常。邪神と呼ばれしセラフィアの信徒による戦闘が展開される。

かつて思想の違いより対立した二神による宗教戦争。その争いの果てに平穏を得ても、まだまだ歪みはそのまま残っている様子である。

未だに血は流れる。争いは起きてしまう。

それでも、読み終えた時に訪れた感情は温かさ。キャラクターが抱えた思いの中で、確かに優しさを感じたから。

もう少しだけ知りたいと思ってしまう物語でした。

★★★ Excellent!!!

非常にしっかりとした、地に足ついたファンタジーです。
この作者様の作品を他にも読ませていただいたのですが、作風がとにかく丁寧。
どこかしっとりとした雰囲気の中に、キャラクターたちが「生きて」いる。そんな場づくりが上手く、とても心地良いのです。

少年兵キリクの日常からの非日常への転換も目が離せず、戦闘シーンはハラハラ手に汗握ります。そして、せつない。

6-1まで読んでからのプロローグで思わず叫びました。わー!!