「見ているだけで」を含む小説

今日も爺ちゃんは「機動戦士：ガンダム」のアニメを集中して見ている。 集中している間は、基本話を聞いていない爺ちゃん。 1981年2月22日。アニメの新しい時代が幕を開けたあの歴…

谷口宏人はヒロトのハンドルネームでＭＭＯＲＰＧ内ではちょっとした有名人だった。 ある日、アップデートの内容をギルドの仲間と見ていると、ｅスポーツと称したタイムアタックが開催される…

王太子と公爵令嬢の婚約が破棄された。 と思ったら、婚約破棄の破棄を宣言し、結局元に戻った。 それを毎週見ている、同じ講義に来ている人の目から見た2人プラス1人のお話

動物の代わりにゾンビが展示されているゾンビ園。 のろい動きのゾンビは子どもたちの人気者。 でも、このゾンビ園。実はもっと裏の楽しみ方が…！？ ↓前回の投稿↓ 『優しい人が救…

夕暮れを見ていると、ふと思い出すあの頃。俺は公園でその子とヒーローごっこをして遊ぶのが日課だった……。 「指定したセリフを使って短編小説を書いてみよう」にて執筆。

愛長医科大学医学部に入学した南颯太は、日々の試験や実習に苦しみつつ、医者になるということを学んでいく。そんな大学病院で起きたミステリー事件簿。 ～人物紹介～ 南颯太：ポンコツ…

子を守る母の姿は、子供もよく見ているものだ。母は子が大きくなるまで守り、子はその期待に応えようとする。 ──そう。喩え何を相手にしようとも、母は子を守る。喩えどんな事をしようとも…

　高校生の海和快星（かいわかいせい）には普通の人には見えるはずのない『年齢』が見えていた。そんな大した能力でもないため大した得もしてこなかった快星も高校最後の年を迎えようとしてい…

山の道を歩いている女の子がいました。女の子の名前はトマコ。トマコはどうして、そんなところを歩いているのでしょう。

──その少女には俺しか知らない秘密がある── 　ごく平凡な高校二年生、沢渡爽真。彼には三ツ木彩奈という幼馴染がいる。 　彼女には爽真しか知らない奇妙な一面があった。 　そんな…

　ふと立ち寄った店で。 　店内のテレビでニュース番組を見ているうちに、男は、少し怖くなった。ニュースで扱われていたのは、この世界の秘密に関わる事件だったのだから。 （カクヨム初…

タクシー運転手としがない記者と樹海の話

春ピクニックの時、遠山高校のバスが南京夫子寺に走った時、突然車の事故に遭遇し、蔡千守と友達の狄子裴は、両方湖の中に落ちた。手の中に蔡家族の家来宝を握った狄子裴は、千年前、ここに忘…

「的を得ている」 と友人からの評価が高い、桜飴の人付き合いの指南書。 比喩的表現が多い芸術的感性な言葉選びで、「たしかに、なるほどね！」と思える一人語りです！ 私が…

この世界にはありえないような世界が存在する。今、我々が見ているものとは異なるもう一つの世界がそこにはあるのだ。 そんな世界で人々を守るべく戦う人がいる。それが内閣府の特別機関、通…

映画鑑賞は僕の数少ない、と言うか殆ど唯一の趣味だ。彼女はどうやって察知するのか、大抵僕が映画を見ている最中に限ってやってくる。

　私は同じ風景をずっと見ている。 　公園にいる人の姿は移ろいゆくのだけど、私が見ている風景は春夏秋冬、朝昼夜、晴雨雪曇と流れてはいるけれども、これといった変化は見られない。 　…

カクヨム3周年記念のお題に沿って、8本目。 赤銅色の美丈夫の弟が見ているもの。 白き昼隠居、黒き嵐の子、紅の恋心、闇夜に宿る星、それも多分愛、三寒四温、まっさらな期待、の続きみた…

何とか間に合った。 カクヨム3周年記念のお題に沿って、7本目。 白梟さんの見ているもの。 白き昼隠居、黒き嵐の子、紅の恋心、闇夜に宿る星、それも多分愛、三寒四温、の続きみたいなも…

死んだ祖父がお茶を飲んでいたから"夢を見ている"事に気付く。目覚めると祖父はいなくなっていたが、また新たな夢の中である事を自覚し、目覚めるとまた――