「男だけ」を含む小説

まず一人の男が追放された。 そしてどうするか、どうしようもない。冒険者なるインチキ臭い商売に転職した。 そしてどうするか。地の底から空高くまで届くダンジョンの周辺にこびり付く街「…

中学の時、俺には彼女がいた。 自分で言うのもなんだが、俺はクラスの中心で謂わば、カースト上位者であった。 そんな俺の彼女は、友達もおらず地味め。だがよく見れば可愛らしい顔をしてい…

万年Dランク冒険者であるアルコ・バステリオは、その何に使うかも検討のつかない正体不明の『消毒液』の恩恵によって、冒険者たちからゴミ恩恵とも呼ばれ蔑まれていた。 アルコの魔力で一日…

テーブルの上に置かれていたのは一枚の手紙だった。 『ごめんね。私、職場の先輩と付き合うことになった。……男の人だよ』 仕事もうまくいかず、付き合っていた彼女にもフラれた牡丹山ざ…

　出会いは唐突に。どこからどう見ても美少女にしか見えない男の娘、伏木之ありすは、高校一年の五月半ばのある日、幼馴染の魔の手（強制女装）から逃げるため、市内を全速力で走っていた。 …

志保：主人公の憧れだった女性で、夫から会社を継いだ社長。 志保の夫：主人公の先輩で、現在の勤務先の創業した先代の社長。 美保：志保の娘。先輩夫婦に逆らえない主人公が休日のたびに子…

ファルシュ・フローワという女はいない。彼女は偽りの女である。ただの孤児であったが、金で買われ一番愛した女の記憶が消えるはずの貴族の男のもとへ嫁ぐこととなる。移り変わる魔法の歴史と…

突発的に書いたものです。 見切り発車で書き始めたので、温かい目で見守ってください。 更新不定期。 桃太郎が異世界で家来と共にがんばる話。

「――ニル・アドミラリ、今日限りで、お前をこの勇者パーティーから追放する！」 「おっけー！　じゃあな！」 勇者から追放を言い渡された主人公ニルだが、ショックを受けた様子はまった…

「あれ？　製作可能アイテム一覧の上はヒノキの棒や銅の剣だけど、下の方に【高周波剣】【レールガン】【💛万能戦闘メイドロボ💖】【惑星殲滅決戦要塞アルゴルモア】とかあるんだけど？」 …

　人類が母星を旅立ち早数世紀。宇宙の秘密を暴くため、そして更なる発展のために異なる星への入植船団は次々と星の彼方へと出発していった。 　だがとある入植船団の一つは不運だった。 …

２２／７／３　プロローグ部分、大幅に改訂しました。詳細は近況ノートをご参照ください。 日本中の観光地が諜報機関を持っていて、なぜかその中心が高校生、という架空世界。 舞台は…

《月葬》それはなにも遺さない葬式だ。だから廃れた。 けれどもわたしは今宵、双子の姉を月に葬る。姉を愛するがゆえに。 「ね、ふたりだけのお葬式をはじめようか、姉さん」 わたしに…

『竜の角が散るころに』はかつてその界隈で一世を風靡したアドベンチャーゲームだ。その熱狂的ファンの一人でもある夢女子は、この世界で立派な竜騎士になっていく……ということはなく。 …

プロ棋士の卓（すぐる）は大敗した。 ――もう昔のように勝てない。四十歳手前になって、そのことに気づく。 生活のために、これからどこに転職すればいいのか途方に暮れる卓。 家では、…

パトリスは魔法大家に生まれた元貴族令嬢だったが、魔法を使うことができないため、実家から勘当されてしまう。今は魔法の師である美貌の魔法使い、アンブローズ・オルブライトの屋敷でハウス…

わたしは悩んでいる。浮気ばかりしている彼氏と同棲しているが別れて家を出たい。しかし新しい家が見つからずお金もないので別れることが出来ない。 そんななか会社の後輩（年齢は同じ）に街…

此処は妖怪学校。加えて男子校である。 そんなむさ苦しくも賑やかな学園に一人の転校生がやってくる。 波乱の予感をなんとなく感じ取る、結。 かなりの頻度で問題の起こる学園で、更なる問…

　僕は魔族最弱のスライム剣士。スライムにまたがって戦う魔人剣士だ。 　３５０年間。相棒のスライムと一緒に、魔王軍で奴隷のような下っ端生活を強いられてきた。 　そんなある日。僕たち…

　ミンイチ様の自主企画「三題噺『雪』『椿』『ヘビ』」への参加作品です。 　椿の花に魅了されている主人公は、最強寒波が押し寄せる中で不思議な出会いを果たす。その出会いこそが、椿の持…