「ダーク（？）」を含む小説

少女は森の中で瀕死の女に出会い、不思議な卵を託される。 それはかつて世界を恐怖に陥れた闇の帝王の卵だった。 卵の守人だという青年キースと共に 少女は卵を封印するため“次元の狭間”…

仮想通貨を産出するためだけの船が、サメに襲われた。命より大事な仮想通貨を守るべく、戦いが巻き起こる この短編小説は、僕が書いているダーク百合短編集『夕喰に昏い百合を添えて』でも…

　森林に囲まれた、とある村の外れ。 「その森には入ってはいけない」と、村の中で忠告された、『平穏な生活』を望む旅人の『月詠夢』は、その村の中へと入ってしまう。彼は、迷い込んだ先で…

魔族に戯れでコボルトにされた忍者の俺は、元の体を取り戻すため、苦手な魔法を覚え、魔導士協会に所属し、仇である魔族の手掛かりを追う。途中、虐げられたハーフオーガの女に、飼い犬そっく…

最凶魔法使いトーヤ・メイユンは、相棒の魔剣士ヨギ・ヤムと共に、自分を封印した元国王（現魔王）が放った魔物を退治することにした。

　リア充が跋扈する地獄の日「クリスマス」、そんな12月24日の23時それを壊す為に現れたとも思える神が、余りにも非現実的な事を全ての存在に告げたのだった。　 　≪今から一時間後…

失踪したあいつの痕跡をたどって、おれは忌まわしい隧道を彷徨う。

『はじまりの村』の付近の森で、魔王は大怪我をして倒れていた。 それを村人Aが発見したところから物語は始まる。 魔族と人間は終戦してから７０年の平和を実現していた。 一方で「勇者…

残酷な世界。 残酷な日々。 残酷な現実を受け止めきれず、自我を失った少年ーレグルス。 雄叫びを上げ、暴れ狂う少年の赤眼が、黒ずんだ金色へと変色した。 目つきは鋭くなり、口元からは…

　まだ世界が血で血を洗う戦争に明け暮れていた時代、親代わりの花の妖精と共に剣を極める旅をしている男――デュラン・ライオットがいた。 　デュランは修行のため立ち寄った辺境のエルフ族…

20歳で父親から司法庁の大臣を引き継いだグレイヴ・ナイトエア。 司法庁の大臣は、「死者の門番」と呼ばれ、死者の管理や、司法管理を担う。 まだまだ分からないことだらけ。駆け出し大臣…

青年・神山瞳也はアリス・E・スコフィールドの住む家に居候をしていた。もちろんそれはただではない。神山にはアリスから仕事を与えられる。その仕事は、怪異を狩ること。狩人である神山は多…

　2057年・日本 　2030年代より二度の対外戦争を経験したこの国は、十数年の時を経て復興の最盛期に立っていた。 舞い戻った平和に酔いしれた人々は、過去に払った多くの犠牲を忘…

田舎から送られてきた小包。開けてみるとそこには新聞紙にくるまれた眼鏡があった。興味本位を眼鏡を装着してみると、そこに現れたのは扉。1K6畳一間の部屋のど真ん中に聳え立つその扉を開…

　主人公の住む町は、玄関から一歩外に出ると、誰も彼もが泣いている。皆、ソレを身に纏い、叫びと涙と苦しみを外側へと放出させる。 　主人公は1日の中で、様々な人と出会い、様々なソレを…

　中世ヨーロッパ某国。《マガイ》と呼ばれる正体不明の怪物の来襲により、国は存亡の危機に立たされる。そんな中、《マガイ》を殺すことのできる力《祝福》に目覚めた少女・ハンナは《マガイ…

　高校2年の笠村ガイハは退屈していた。 　何か具体的な不満があるわけではないが、満足しているわけでもない。そんな自分に嫌悪感を抱きつつも日々を悶々と溶かしていっていた。 　そんな…

千年前に起きた世界大戦は、地上の文明を破壊した。文明が大幅に退化した現代は荒れ果てていた。 旅団での旅の最中、少年・アレスと、少女・プシュケは、黒装束の集団に襲われる。二人はボロ…

魔法少女の存在が世間に認知され数十年。 各国家から正式に魔法少女として活動を援助される国家魔法少女達がいた。 生物が自然に持つ様々な欲望から生まれる黒い影の怪物『ディザイアー』…

人魔大戦。神龍歴５３０年におきた大規模な魔族と人間の戦争は甚大な被害を齎した。そしてかつて古龍と共に生きた英雄が起こした大国《リンドブルム王国》には親を失った戦災孤児が溢れかえっ…