「現代ドラマだったかも」を含む小説

ここは日本のどこかの街。 そこで暮らしているレイジとマリア。 二人のほっこり、ほのぼのした日常を綴ります。 一話一話独立しているため、どこからでも読めます。 ※不定期更新予定。…

しんしんと降る雪の晩。 美冬の元に突然、疎遠になっていた幼馴染、秋人が訪れた。 「とりあえず、玄関開けてくんね？」 運命の人がいるならば、それが君ならどんなに良かったろう。君…

高校二年生の夏休み、所属している写真部は箱根に撮影旅行へ出かけることになった。三年生の先輩方はこの旅行をもって引退する。佐良先輩と過ごせる時間は残り少ない。

　絞殺事件を担当する所轄警察署の柴塚刑事は行き詰まりを感じていた。 　犯人は、首の骨にヒビを入れる程の力業で成人男性を絞め殺す一方で、現場の物証どころか周辺での目撃証言さえ皆無と…

暗い路地裏に並ぶ飴屋台。 そこに、青年は座っていた。彼は僕にこう言った。 「たった一粒しか売らないんです。それが決まりなんです」 一粒一粒、宝石よりも美しいそれらの飴には、様々な…

　大事MANブラザーズバンドの「それが大事」が発表されたとき、私は日本にいなかった。この曲の存在を私が認識したのは21世紀になってからだ。 　そのときを含めて、私は、そのときどき…

『飴玉』、『煙草』、『火酒』に続く第4弾です。深夜、眠れない時にふと読みたくなる作品になりますように。

3分で読める温かい物語。たまには足を止めて空を見て一息つきませんか？　 イソップ童話の『北風と太陽』を擬人化した現代のお話です。 少しでも「悪くないね」と思ったら良いねをポチ…

2020年5月…… 人類は滅亡すると誰かが言った しかし理由まではわからない そして、5月○日……

劇団焼肉定食は高名な演出家を招いて演技指導を受けていたが、暗雲が立ち込める。

いやぁほんとわからないね。 あいつが俺に何も言わずにいなくなるわけないんだよ。 あいつの葬式の翌日、俺は幽霊犬が見えるようになった。

『飴玉』『煙草』に続く第3弾です。

人より猫の多そうな路地の店に入りなよ

ここは国立マンドラゴンラ農園。ジェラはそこでマンドラゴンラ、別名マンドレイクたちを育てている。 異世界の何気ない日常を切り取った、現代ドラマならぬ異世界ドラマ的なお話。 （ただし…

一万字以下短編、三題噺（お題：夏休み、雨あがりのみずたまり、白猫） 夕霧島の雨音と、ふたりの交差する運命――。 小長谷隆は雨模様の中、一人で夕霧島に来ていた。雨の中退屈して…

夜９時以降になると地球がリセットされる。 そんな状態になっても主人公は真面目に仕事を続けていた。 でも、夜９時以降の残業がぜんぶリセットされていると……！？ ↓前回の投稿↓ …

自身の半生を描いた自伝小説です。

未消化な感情を消してくれる不思議な店「消化堂」で起きる出来事を、一話完結でお送りします。

ねえ。 大人になると、どうしようもないことってあるよね？ いつも正しく生きられる人っているのかな。 大人って、さみしくてかなしい。 ――どうしようもなく。 だから、いっしょにぬる…