「扉/の」を含む小説

十二月二十三日。 部屋でぼんやりとしていたぼくは、人の気配に気付いた。 開いた扉の先にいたのは、なんとサンタクロース。 一日早く出会ってしまった新人サンタクロースは、煙突のない…

夜が更けた寒空の下。 世間ではクリスマスと大賑わいの中、仕事で遅くなり一人寂しく帰路に着く男――清水曜平。 彼が凍えた手で自宅の扉を開け放つと、そこに待っていたのは犬のように尻尾…

エエ歳した大人がやることか？というご批判は重々受けるつもりです。

太陽が常時昇る『表の世界』。 それとは別に、常時太陽が昇らない『裏の世界』があるらしい。 二つの世界はほとんど交わることはないけれど、唯一、突如出現する扉で交わってしまう。

私は魔法が好き。 どこまでも透明な期待感。 キラキラでふわふわな、 未知への扉。 遠村絢花は夢見がちな中学一年生。 二つ年上の浅賀侑吾に恋をしている。 告白しようと奮闘するもう…

夜の七時、学校の教室ですすり泣く声が聞こえてくる。その泣き声に思い当たることがある田原先生は扉を開けてーー？

紫表紙のとある本。そこに綴られた不思議なお話。"暗い嵐の夜"に起きたこととは――？ ※自主企画『偽教授接球杯』に寄せて。 （https://kakuyomu.jp/user_e…

武田晴巳は部屋の掃除をしているとクローゼットの中に不自然な穴を見つけた。穴の先には真っ白なひと気のない空間が広がっていて、そこで晴巳は少女と出会う。 「もしかして、神さまですか…

男の娘に惚れられた。悪い気はしない。可愛いしね。 やっぱり平本君は素敵…… 平本君は僕が獲る……

ウィリアム・ベン。通称ウィルはどんな宝箱でもどんな扉でも開けることが出来るスキル【最後の鍵】でアイテム回収役としてパーティにいたが、足手まといだと侮辱され追放されてしまう。 「…

　半年前に引き起こされた事件で両親を殺害され、自身もまた右目を奪われた少女、無剣裂。 　警察による捜査も甲斐なく半年を無為に溶かした末、時を止めた少女は歩みを進めるため漆黒の扉を…

全ての能力が平均以上の万能シーフ、ビリー・ザーシルト。 1人で低位迷宮を踏破する程に芸達者な彼だが上位迷宮へ行くと彼は持てる力の殆どが通用しなくなる。補助魔術と魔物の解体やトラッ…

守護霊『スピリット』 その世界では守護霊の力を使い戦う物達がいる。 そんな中、最強の守護霊を持ち、最強の器の男が封印され、隔離されていた。 ある日、係員が見回りに行くと突如隔…

ここは足立区。 暗い線路沿いのシャッター街。そこには小さなラーメン屋がある。赤いのれんに白字で、“煮干しラーメンとだけ書かれていた。 　のれんのその扉の下には、まるで障子の代わ…

なにかが満ち足りない日々。そんなとき現れたのは、かつての同級生『シズク』だった。彼女に誘われるまま、開くはずのない扉の向こう側に行く。そしてそこで待っていたものは……。 楽しくて…

　穏やかな毎日を過ごしていた高校生の菜緒は、ある日不思議な「扉」を手にする。その扉は人を天国に送る代わりに、その人の存在を全くなかったものとしてしまうという。そして、その扉の能力…

　高校二年の不良青年・品川（しながわ）梓（あずさ）は、ある日、身に覚えのない殺人の冤罪をかけられる。日頃の素行の悪さから、誰も梓の言葉を信用してくれず……、彼は大人の拘束から抜け…

　少女・比島（ひじま）サナカは、目が覚めたら不思議な世界にいた。巨大化したお菓子があり、桃色の空がある――、【スイーツエリア】と呼ばれる、大きな一つの世界の――その半分の世界。 …

俺は最弱職である村人のカール。勇者に憧れ、毎日凶悪な魔王を倒しに行くことを夢見てた。 そして毎日の日課である畑を耕しに行く前になんとなく、「よし！魔王を倒しに行くぞ！」と中々の大…

東大に入学して三日で引きこもりになった兄貴が四年後に誘拐され、放火で両親が殺されたところから話そうか。 これだと、「へえ～」と食いつきがいいかもしれない。 いきなり、兄貴の身代金…