守護霊の力を使い戦う世界で、強すぎて封印され隔離されていた俺は封印が解けたので無双する
サーモンエビマヨピーマン寿司
プロローグ
技術が発展した、現代日本とは違う世界「ダカルス」。
この世界では、スピリットと呼ばれる守護霊を使い戦う者達が世界中に存在する。
そして、とある国の中央にそびえ立つ塔の中では、危険物などの監視が行われていた。
夜中の0時を超えた塔の中で、係員が4人で見回りをしていた。
「危険物だがなんだか知らんが、こんな時間に見回りなんてしなくても良くないか?」
「そんなこと言うな。俺達下っ端が出来ることはこれしか無いんだよ。上官や騎士団の人達が居るから平和は保たれているんだし」
「そりゃそうだけどよー」
「お前ら、口を慎め。夜中の0時だぞ」
「お前はいつもお堅いよなぁ。正義感溢れるのはいいけどさ」
3人がそう話す中で一人だけ無口な少年がいた。
「…ここ」
「あん?」
言葉を発した少年が見ている鉄の扉にはプレートが下がっていた。
「えっとー?なになに。『危険ランクSSS級』?危険ランクってSまでしかないんじゃなかったっけ?」
「初めて見る」
「何があるんだろ」
「…行くぞお前たち」
真面目に見回りをしようとする男がそう言った。
その瞬間、
ガキンっ
突然音が鳴り響いた。
「なんの音だ?」
「誰かのイタズラじゃね?」
「こんな夜中にそんなことする馬鹿がいるとは」
2人はヘラヘラしている。
だが、もう2人は真剣な顔つきをしている。
「…お前ら、スピリットを出せ」
そう言った瞬間には、真面目な2人はスピリットを召喚した。
「はあ?なんだよいきなり」
「…来る」
無口な少年が発した途端
ドゴォォォンと、音を立て、さっきの鉄の扉が吹き飛んだ。
「は?」
「え?」
2人は唖然とする中、2人は様子を伺っている。
ペタペタと足音が響く。
扉があった部屋から出てきたのは、全身に包帯が巻かれた人間だった。
「久しぶりの外だ」
声からして男だった。
「ん?スピリットの気配だな」
その男はこちらを向く。
「ははっ、準備は満タンだって?しょうがない。死にたいやつからかかってこいよ。勿論全員でかかってきてもいいぜ?」
その瞬間、正義感が強い男は動いた。
「ファイアーボール!」
その男のスピリットである人の形をした火に男は命令した。
その火のスピリットから火の玉が放たれる。
「うーん、100点中1点かな?」
男はそう言って火の玉に手を振るう。
火の玉は男に弾き落とされた。
「弱いね、君達」
男は嘲笑しながら言う。
「来い」
男の後ろに巨大な影が現れた。
「なっ!?」
4人の男は開いた口が塞がらない。
「見たことがないぞ!何だそのデケェスピリットは!?」
一人の男が叫ぶ。
「…『デモン・フル・ウルス』、俺のスピリットだ」
男は淡々とスピリットの名前を告げる。
「殺れ、フルスピンファイアー」
デモン・フル・ウルスと言うスピリットから放たれた四つの炎の棒は回転しながら全弾男達に命中した。
男達は灰になり朽ちた。
「さて!俺は自由だ!」
この場でたった一人だけ生きている包帯を巻いた男は叫ぶ。
今宵は満月だった。
守護霊の力を使い戦う世界で、強すぎて封印され隔離されていた俺は封印が解けたので無双する サーモンエビマヨピーマン寿司 @ttttttttyyyyyyiiiii
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