「淡く」を含む小説

登場人物 ・輝人(私) ・華乃(好きな人) ※この作品はフィクションです。 人名は実在 　放課後の教室に響く静かな時間。掃除当番で偶然2人きりになった輝人と華乃は、ぎこちな…

森で迷った男の目の前に開けたのは、この世のものと思えぬほどの美しい花畑。 色とりどりの花が咲き、淡く光る羽虫が飛び交っている。それは薄桃色の、小さな小さなドラゴンだった。 これは…

夢を覚えていない男。 夢を現実だと思う女。 夢が消えずにいることを願う女。 ただの眠っている間に見た夢でしかない幽かなつながりが、三人の運命を変える。 始まりも終わりも夢。 …

東京、池袋の夜、ビルの谷間に光るネオンの海を見下ろしながら、俺はバーのドアを押し開けた。 異世界帰りの俺、一条零がこの街で暮らすようになって数ヶ月。 手首に巻いたルビーの魔石が…

転校してきたばかりの氷室心はクラスの委員長の雪代真白と共に下校する。クラスに馴染ませようとしているのだと考えた心は真白にそれを断ろうとするが、真白からは思いがけない言葉が返ってく…

「西 明花！　貴様との婚約を破棄する！　今後"狐"族への援助はないと思え」 　二本の尾をもつ狐族の姫、明花は、"狗"族の婚約相手から絶縁を叫ばれる──夢を見たところで、目を覚めた…

高校の入学式の朝、遅刻しそうな俺はイケメンに声を掛けられる。 そのイケメンはクラスメイトで実は知り合いで・・・王道青春ストーリのBL版。

【あらすじ】 　この世界では、誰もが何かしらの「ギフト」と呼ばれる能力を持っている。 　主人公の柊木信乃（ひいらぎ しの）は、鋭い勘を持ち、妹の柊木栞（ひいらぎ しおり）も同…

★バレンタインでチョコをくれた女の子のお願いとは？★

　桜乃神社の御神木である桜の巨木。この桜を見ていると何だか不思議な気持ちになる。いつもいつも、誰かに呼びかけられているような……。だから、この神社の前ではいつも無意識に足を止めて…

漆黒の深夜から透明なブルーブラックに移ろう時刻の幽けさ、蜉蝣のような刹那の儚さと繊細さを歌う。捉えがたい瞬間を捉え、言語や論理ではない、一つの現実を提示する。

　5万字完結の中編恋愛小説。以下、あらすじ。 　―秋の終わり。中学三年生の結城秋久は、日々その影を濃くする高校入試と、一年前にクラスで起こったある出来事に、頭を埋め尽くされてい…

　桜花学園、由緒ある全寮制の進学校。そこで出会った春原千紗と鷹宮遥斗。文学少女と数学少年、一見正反対の二人が紡ぐ青春物語が今、始まる。 　図書館での偶然の再会、共同プロジェクト…

『短歌の秋』第2弾応募作品です。 テーマは「光」。 夏の光は、まばゆいですが、秋の光はちょっと違うでしょうか。 秋に感じる光を表現できたらと思います。 『短歌の秋』第2弾 …

九月、クラスメートの秋山凛は独り物憂げに黄昏を眺めていた──。 クラスでは目立たない地味で内気で眼鏡な"陰キャ"として学校生活を送っていた沖平幸洋(おきひら こうよう)。 彼に…

父の死をきっかけに、母親からの暴力の日々を過ごし、入院生活になっていたわたし。 そしてわたしの前に突如現れた死神ー。 『君の余命は3ヶ月だ。』 『自分がいつまで生きていつ死ぬの…

今は、名前もよく思い出せないけど……確かにその時、その瞬間、友情を育み思い出を刻んだ友達がいた。 あなたにも、そんな人、いませんか？

小学6年生の花村桜は新しい町に引っ越してきた。なかなか友達もできず、1人で帰っていたある日桜の木の下でおばあさんと美しい人に会う。淡くて、どこか切ないファンタジー。