「氏」を含む小説

600年代の飛鳥時代。 稚沙は大王の炊屋姫の元に女官として仕えていた。 そんな中彼女は、蘇我馬子の甥にあたる蘇我椋毘登と知り合う。 だが自身が、蘇我馬子と椋毘登の会話を盗み聞き…

家族じゃなくて、もちろん恋人でもなくて。まるで現代の光源氏のような王子様のコウくんに、ただひたすらに愛される。甘くて苦しい私の運命は、ずっと前から決まっていた。

疎遠だった父が呉の地で亡くなり女子大生若葉は初めて呉の地に降り立つ。父の残した和歌から呉の地を巡ることにする。

ホラー短編集。ヒトコワ込み。不定期に追加します。 1話完結型。お好きな話から読んで大丈夫です。 1【防犯ブザー】友人から呼び出された香苗は、ブザーを預かって欲しいと頼まれる。 …

かつて、世界の平和を守った5人の聖剣使いがいた。 彼等の死後、50年の周期に渡り聖剣の所持者が 入れ混じる中、邪王剣暗黒の一本だけは誰の手にも渡らないでいた。 伝承により、闇の聖…

さて、宮本武蔵です。 この徳川三代の時代に剣豪として存在したのはまちがいありません。 吉川英治の大ベストセラーによって宮本武蔵は有名になりました。 ・・・有名にされてしまったと言…

ここ大婆氏邸(だいばあしてい)中学校へ赴任してきたのは、自由で、気だるげで、猫背で、虚ろな目で、保守的で、革新的な猫野葉二(ねこのようじ)。 彼とその生徒たちが巻き起こす波乱に巻…

かつて魔王に惨敗したコルドは、今はケルザと名を改め、魔王の配下として働いていた。 その裏切りの報酬は、仲間と自身の命。 今宵もまた城の周りをうろつく亡霊を斬り捨てていたケルザだ…

1976年8月。 立命館大学理工学部教授の石村修氏は、一般教養の講義で知合った経営学部4回生の八木昭夫青年とともに、広島大学で開講される集中講義に出張した。 新幹線は昨年春に開業…

実はイケメンだったのしれないので、もっとこの素材を活かしてみようと思った。

素人作家の両親に源氏という名を与えられ、両親の社会的地位が高まる中、作文の嫌いな少年が文才二世を押し付けられる。 絵は好きだったのにな。

梶野カメムシ氏の掌編小説の翻案作品として書いた、バカ話です。あ、原作者の了承はとってあります w もともとは自主企画「〘蠱読〙十倍盛り〜1400字お題小説〜」の参加作品にするつ…

このような話はどうだろうというお試しで3万字ほど投稿予定です。 聖女の異世界召喚に巻き込まれた青年、高橋明紀（あきのり）。ネットでLinoという名前で歌い手として活動していた彼…

「二十余年と幾星霜、この体内に棲まっていたものが急にいなくなるというのは……」 　ゼログラビティ城と諸々群氏の世界遺産登録記念パーティーでの一幕。 　日本の無名の沼「唐巻沼」は…

　袁術、あざなを公路、汝南汝陽の人で四世三公の名門袁氏の出である。三国志序盤に曹操と雌雄を決する袁紹とは従弟の関係にあたる。袁術もまた強大な群雄の一人として三国志序盤の大舞台を彩…

異世界転移して数年、港町で路地裏食堂を営む私、ナノカ。ところが、スパイを匿ったという身に覚えのない容疑で軍に捕まってしまった！「うちの料理は美味しくてスパイすら通っちゃうだけで…

　心臓疾患を抱えた私ーひかるは、繁華街の路地裏に立つ立ちんぼをパトロールするNPO法人に参加していた。 　そんなとき、女性救済活動をしている実年男性、野口氏と知り合った。 　私の…

｢八王の乱｣の時代を生きた、魏の宗室の裔曹攄を軸に、人間関係に着目しながら、つらつらと脱線しつつ、西晉の崩壊過程を概観していきます。 ｢小説｣ではありませんが、｢八王の乱｣を概略…

「どうせ一回死んでる命だしな……せや、せめて推し救って目の前で悲しまれながら盛大に散ってやろ」 テレビアニメ、『侵蝕戦線』の舞台に気づいたら転生していた俺氏──アーク・マーキュ…

時は平安中期。清和源氏の棟梁、源頼光の配下で四天王のひとり、渡辺綱の物語。 平安京の闇にうごめく鬼の話を聞いた綱は、ひょんなことから鬼退治に向かうことに。 あの名刀、鬼切安綱の伝…