夢幻の飛鳥～いにしえの記憶～

600年代の飛鳥時代。
稚沙は大王の炊屋姫の元に女官として仕えていた。

そんな中彼女は、蘇我馬子の甥にあたる蘇我椋毘登と知り合う。
だが自身が、蘇我馬子と椋毘登の会話を盗み聞きしてしまったことにより、椋毘登に刀を突きつけられてしまい……


大和王権と蘇我氏の権力が入り混じるなか、仏教伝来を気に、この国は飛鳥という新しい時代を迎えた。

大王に仕える女官の少女と、蘇我一族の青年の物語……

稚沙と椋毘登はどのようにして、互いの立場や想いを通わせていくのだろうか。