「声 深夜」を含む小説

晩冬。黄昏時。 あなたがわたしの名前をそっと宙へなぞる。 「かおり、」 上気した頬は今この瞬間、わたしだけのものだ。 「証を刻んでも、いいですか」 いいよ、と掠れた声でわたしが頷…

深夜1時に郵便受けに何か届いた、アパートで一人暮らしをしている私は、それを手に取ると、ドア越しに声が聞こえだす……

神代結城に電話がかかってきたのは夜遅くのことだった。 聞こえてきたのは助けを求める友人の声。 「助けて！このままじゃ皆殺されちゃう！早く学校に来て！」 半信半疑だったが本当だった…

子育て中の主婦の香織はパートを始めて三年。 ついに念願の昇給が叶ったので深夜にひとりこっそりとお祝いのケーキを食べています。 でも家族の誰にも祝ってもらえないことが少しだけ寂しい…

ピクシブでにじさんじ深夜の声劇に応募した作品です。 せっかくなのでこっちの方にも投稿させていただいます、ご自由にどうぞ。 9人用・カクヨムで書いた掌編小説の声劇アレンジです。 …

スマホも携帯電話も無かった時代　若者達の生活の中にはラジオがあり、日本中の中高生が集まった場所は深夜放送の場だった。 日常の出来事や恋愛相談、トラブル解決　お気に入りのパーソナリ…

山口哲太30歳。 引きこもってから10年目の深夜に「そこのお前、異世界に行かせてやろう。チートは『テンプレ』な」という言葉が頭に響いて、異世界転移してから早数年。 もう何度目にな…

Writone（ライトーン）で声優さんに音読されている人気作品です。 イイね評価は2万超え！ ▼声優さんの声が聞きたい方はこちら https://www.writone.jp/…

かつてラジオの時代それは深夜ラジオ放送が全盛の時代がありました。 当時はメールもツイッターのようなＳＮＳも無し、ＦＡＸはありましたが一般的では無かったです。よってはがきによる投稿…

深夜の街をさ迷う高校生の龍宮棘。 ガラの悪い連中に絡まれていたのを助けてくれたのは、同じ学校に通う男子生徒の桐生輝明。二人に面識は無かったけど、棘は有名だから顔と名前は知っていた…

深夜のN分小説執筆にて書かせてもらった１４０字の物語。 毎週土曜日の２２時に課題が示され、そこから制限時間内で物語をつくります。 その課題となるのは三つの単語。一つでも、二つでも…

普通の中の普通の男子高生幸司は、ある深夜アニメを楽しみにしていた。だがアニメが始まると同時に眠気に襲われそのまま眠ってしまった。目が覚めると聞いたことがあるような無いような声がし…

これは私が高校生の頃の話です。 深夜に目が覚めたとき、私は金縛りにあっていた。そのまま二度寝を決め込もうとしたが、部屋の外から自分を呼ぶ声が聞こえて･･････

俺は病院で警備員をしている。泊まりがけの仕事だ。最初は深夜の病院に畏怖したが、案外大したもんではなく、霊安室だってへっちゃらと思っていたのだが……。

二〇三三年秋、細部まで丹念に作り込まれた仮想現実世界で、地球外知的生命体と高速戦闘を行うＶＲＭＭＯＧ『デス・スター・クロニクル』、通称『デス・クロ』のテスト版が全世界で無料公開さ…

美しい歌声で水中へ引きずり込むセイレーンか、あるいは声を失って想いを伝えられなくなった人魚姫か。 pixivに投稿した同名の作品と同一です。→http://www.pixi…

ファンタジー小説ばかり集めた短編集です。 4,000～8,000文字くらいの読み切りファンタジー小説、自選アンソロジー。 　第一話　不思議巫女　響子 2011年「東北地方太平洋…

伊右衛門千夜、初の詩となります。 真夜中のテンションに任せて書きました。すみません。（先に謝っておく）

　彼はなるだけ感情のない声で言うと、襖を閉めて行ってしまう。少しもこちらを見てはくれないのだから、随分と嫌われたものだ。 物書き×奉公人 ほか、一話読み切り短編集 ツイッ…

家族との折り合いが悪く、あたしは一人暮らしを始めた。築三十年の木造2階建てのアパートだったけれど、住人の人はみんないい人たちばかり。楽しい一人暮らしが始まると思ってた……でも、あ…