「図書館？」を含む小説

その昔、魔族と人間の国で争いが起こる。魔力を持たない人間は苦戦を強いられるが、封印師の活躍により魔族は封じられ勝利した。 現在では魔道具によって人も魔力を利用できるようになった。…

いつもの図書館に現れた、もう一つの古い図書館。そこに案内されるのは、切実な願いを持った人だけ。 　好きな人の名前を忘れる魔法を。 　ありったけの勇気が湧いてくるおまじないを。 　…

不定期連載。 暗闇に包まれた巨大な図書館。その最下層で少年は目覚める。記憶はなく、ただ確かにここが自分のいた場所であるという感覚。古い本と木の匂い。空の書架。光を放つ石のランタン…

気候変動によって、酸性雨が降り続ける世界。 ある町の図書館に、２人の兄妹がやってきた。 彼らが持っていた３本の傘をめぐり、暇人司書たちが推理を繰り広げる。 3本目の傘が必要であ…

人生の好景気にいた主人公の女性。 仕事に趣味、家族とすべてを手に入れた彼女はある日、お腹の中の子供とともにトラックに轢かれてしまう。 気が付くと彼女は水の中にある世にも不思議な図…

年内の講義最終日。活動を終えたバンド仲間はみんな、地元に戻ったりアルバイトに行ったりして、あっさりとその日を終える。行き場をなくして一人残された哲哉は、レポート作成の参考書を探し…

不眠症の男子高校生、若林拓也。 ヤサグレ図書館職員、若月リラ。 昼間という戦場を生き抜くために、彼らは今日も夜の公園に集まる。 高校生と社会人の垣根を超えて生まれる共感・絆・恋心…

平凡な日常の中に、時として不思議な出来事が潜んでいる。 小学6年生の智也、美咲、颯、香織、太郎、個性豊かな5人が「怪異解明団」を結成し、都市伝説や怪談の謎に立ち向かう！ 不可思議…

私、ジョン・H・ワトソンが綴るこの物語は、名探偵シャーロック・ホームズの冒険の中でも最も異彩を放つ一章である。現代ロンドンで数々の難事件を解決してきたホームズと私は、ある日、謎の…

　1985年、東京の高度医療センター。冷たい白い光に包まれた分娩室で、霧里舞が産声を上げた。しかし、その声には他の新生児とは違う、不思議な静けさがあった。両親の霧里健と美樹は、我…

暇だった。 だから舞耶はそう言った。 それに対する武世の返事は予想できない答えだった。

「蒼月書店の奇々怪々」の五作目です。 学生の男の子が図書館のリサイクル本を一冊を手にしたことで、蒼月書店の店主・翠が動きます。 また、蒼月書店に居座るグレーの猫・ラピスの本名も明…

十進分類法で大学図書館の常連さんたちを見ている彼女の、ちょっとした話

風の犬の戦いから半年、フルートは度重なる悪夢に苦しめられていました。なぞなぞの呪いにかかった海で、悪夢が現実になるように、仲間たちが次々と奪われていきます……。 『勇者フルート…

　本は再読できる。本は後戻りできる。 　けれど、青春のページは、一度きりで、戻ることもできない。 　偽の元カレのふりをすることになったら、幼馴染で元カノだった女子とヨリを戻す方向…

昔、なろうやらノベルアッププラスやらカクヨムやらで投稿していましたが、コロナで図書館がしまった悲しさで投稿削除していました。 あれから何年かたって完成したので投稿します フィクシ…

幼い頃からのあこがれだった図書館での勤務が決まり、大喜びしていた私の目の前に現れたのは今にも崩れそうなボロボロの公民館でした。 しかもそこにあったのは図書館の名を借りた「怪奇現象…

　どの季節も、道草は〝おいしい〟発見の連続――。 　たとえば春の庭で。出かけた先の道端で。 〝おいしい〟はけして自分からは主張せず、けれどいつも、そこにある。 　祖父母のあと…