「一人にしないで」を含む小説

レムは病室で、いつも一人ぼっちの緩を見ていた。 寂しいなら側にいるよ。 怖いなら僕の“とっておき”をしてあげるよ。 君が望むなら全部叶えたい。 君を守りたい。 「僕は君のマジ…

　聖夜祭の朝、死神ジニーは冥界へ導く霊たちの点呼をしていた。その最中に発覚する一人遅刻しているという事実。 　なにがどうあろうとも、死神業務は霊を冥界へと導くこと。それに変わりは…

　その日、人類は見た。青い空よりも上の遥か彼方の宇宙から、こちらを覗き見る、惑星のような球体の化物を。 ※※※ 　大きな発展を遂げた人類文明に、突如として降り掛かった災厄、【…

ある世界の、ある種族の国「ニンゲンの国」には、まだ年若く王位に就いた娘がおりました。 けれどこの王様には味方が誰一人としておりません。 文字通りの「ひとりぽっち」……けれどこのひ…

タイムリープできるようになったのは二人の夫婦。 時間を巻き戻すとお互いに時間を戻ってしまう。 自分以外に巻き戻されるのはこんなにストレス溜まるの？ ↓前回の投稿↓ 『ゴミの…

誕生日の日に彼氏にフラレた。 ちょっとお高い焼き肉屋さんで、誕生日パーティーしてくれるって言ってたのに。 「……焼き肉コース払い済み。金もったいないから、お前一人で食ったら？」 …

時は23世紀のはじめ頃。私は一人もやもやした気持ちを抱えながら、小雨の降る薄暗い裏路地を歩いて行く。目指すは知る人ぞ知る、紙の本が置かれた古本屋。天井近くまでの棚にぎっしりと本が…

年に一度、ある村では村人の中から生贄を一人選出し、茨の淵に植えられた薔薇に捧げていた。生贄に選ばれた私は、突然現れた荊に連れて行かれた見知らぬ場所で、不思議な少年と出会う。

　校内に友達が一人としていないという杉咲楓は、生きる理由を探していた。だがこのままではいけないと感じ、何かを変えようと考える。それでも変わることは出来ないと流れるだけの日常に身を…

【あらすじ】 とある過去の出来事がきっかけで、人を信じることができなくなった高校生・影谷隼太。 いつものように一人で過ごしていたある日、彼はクラスメートの女子・太陽愛美に声をかけ…

「妾こそが王族、この国の姫なのよ！」 自称姫のリーアが、姫の地位を、自分自身を取り戻すために雇ったのは四人組みの蛮族だった。 妄想絶叫の獣人、ダン。 禿げ筋肉、ケルズス。 …

　嘗て一人の魔法使いを無能と断じパーティから追放した愚かな男、クルエルド。 　パーティを追放された魔法使い、フェスターは実はパーティの要となっていた力を駆使し、魔王を斃した英雄と…

主人公トーマス・ウィルソンは、移民先のウルップ共和国と本国ヘイブン帝国の情報交換を担う情報官。ある日、本国から驚くべき事実が伝達された。それは本国が約四年前より続けている連合国と…

今日からちゃんと書き始めようと心機一転しました。毎日1000文字程度でどうでもいいこと呟いていきます。日記のようなものですかね。その日の出来事を綴ったり、またどうでもいい話題につ…

　ここは木の国。ここでは国民全員に手から木が出せる能力があった。その能力を授けてくれるのは木の国の天女様だ。木の国の天女様は、木の国国立育成学校を卒業した生徒一人一人に能力を授け…

音楽のタイトルや歌詞から想像をふくらませて短い物語を書いています。 ◼️タイトル 誰がその鐘を鳴らすのか？ ◼️原曲 欅坂46『誰がその鐘を鳴らすのか？』 ◼️あらすじ N…

依存していない人など誰一人としていない。

クラスメートの月子に告白した藤原君。しかし、その返事は「じゃあ、藤原君、今から私の目の前で一人エッチしてもらえるかな？」。どうする藤原君！（なろうに昔置いてたやつの転載）

１５歳の少女、嵐（あらし）は十ヶ月前に遭った暴力によって家から出られなくなる。友人さえも理解が及ばず助けを得られないなか、一人自問し、自己の存在を確かめ直していく嵐の一日一日の格…

姉リサの手により死を迎えた妹のシンシアは再びシンシアとして二度目の生を得た。 しかし、自分の体にはもう一人、転生してきたという山田花子の魂が……