ごめん、君を一人にしたくない

@Yoakira

プロローグ


 君はいつも一人でいる。

 君はいつも淋しい思いをしている。

 君はいつも寂しい病室の殺風景に馴染もうとする。


 僕はそんな君を守りたい。

君の願いは叶えたいし、悲しい顔だってさせたくない。


 君が不安なときはずっと側に居るよ。



 ー…月明かりに照らされた病室。

 独り泣きじゃくり「」と呟いた君に言う。


「僕の名前はレム。ノンのマジシャンだよ」


 指を鳴らし、突然現れた檸檬色のミモザを差し出すと、君は驚いた。


「私のー…マジシャン?」



 こうして、レムノンは出会ったー…。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る