キャロルの走馬灯

　聖夜祭の朝、死神ジニーは冥界へ導く霊たちの点呼をしていた。その最中に発覚する一人遅刻しているという事実。
　なにがどうあろうとも、死神業務は霊を冥界へと導くこと。それに変わりはない。というわけで、ジニーは点呼に来ないそいつを探しに街に繰り出すハメになったのだが……遅刻幽霊探しは、一筋縄ではいかないらしく。
　これはとある幽霊の未練と、それはそれとして仕事をこなす死神の、とある聖夜の日の物語。

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端的に言うと「死神の女の子が冥界に導く霊の人数が足りないので街に探しに行く」話です。
2024/09/23　全文細かいところ（誤字・言い回し等）を修正した加筆修正版に修正しました。