「シャッター」を含む小説

【2021年9月25日（土）MF文庫Jより発売！】 父さんの再婚でできた義妹・眠夢（ねむ）の趣味がコスプレだとわかり、それを肯定するためにカメラを始めた僕・桜庭御景（さくらば・…

写真を撮らない写真部の部員は二人。主人公と女子高生だけだったが、女子高生には写真を撮らない理由があって。一方、主人公は卒業式に好きな女子に告白しようと考える。 人付き合い、とりわ…

「指摘の仕方も、人それぞれだなぁ」と職場の人たちを思いながら通勤していると、ふと思いつきました。 その場の思いつきな上、詩を書くのも初めてなのであまり自信はありません（詩の定義す…

「兄貴、紹介を一つ」 「あぁ？　誰がそんな事するか！」 「いや、だってやらないと、作者が困るっす」 「人の日常を覗かれて、喜ぶ馬鹿がいるか！」 「まぁ、そうっすね」 「だからよぉ…

春、欠片を落とす。 夏、欠片を拾う。 秋、欠片を集める。 冬、欠片を眺める。

　とあるシャッター通り商店街で細々と営業をつづける喫茶店。そこから出てきたひと組の若い男女に向かって、青年は声をはりあげた。十メートルほど向こうから。 　影が薄いシリーズはこ…

命が尽きるその日まで、彼女が「生きた証」として、僕はシャッターを切り続ける。

母が残した昭和の香り漂う洋品店で、時代遅れの婦人服に囲まれて生きる店主の樺沢真紀子。 野球という人生の目標を見失ってから、離婚にビール腹と人生下り坂の宮原祐介。 届けるほどでもな…

写真部の子たちの話。

私は君に別れを告げられた。どこかで忘れたいから、1人で紅葉狩りにやって来た。カメラのシャッターを切って、恋にお別れをしていく。次の出会いのために、心の準備をするように。

この町には突然子供が居なくなる事件が多発していた、その事件とはシャッター街となっている商店街の一角にある地蔵付近でよく居なくなるというものであった。 近くには、学校もあり人…

東条朝陽が生まれてから十二年の間を過ごしてきた、『八雲町』にはなにもない。 かろうじてコンビニはあるが、全国チェーンの牛丼屋や中華料理屋、イタリアンレストランはない。 目立ったお…

　自主企画「筆致は物語を超えるか」【空に走る】用に書いたものです。 　同じプロットでどういった違う物語が生まれるか、という企画なので私の物語での骨組みを書いておきます。 　序盤…

久しぶりに書いた糖度100%の小説です。

自分を信じられない少女が1人の男の子に恋心を抱き、その気持ちに答えて貰えない世間的に形にならない恋をする話。その少女は変わりながらどんな結末を望むのか。

高校生活が始まり、仲良し4人はバラバラになろうとしていた。 「じゃあ、集まれる理由を作ればいいんだよ！」 お金も時間も余裕もない、何だかんだで忙しい。 「毎週集まって、首都圏や日…

ホラー映画とか好きな方は、是非。

あの日、私は思わずシャッターを切った。 小麦色に焼けた肌。引き締まった筋肉。百メートルを走る彼女の身体は何よりも美しくて、目を離すことができなかった。 陸上に人生をかける彼女と…

シャッターを切れば、路傍の石ですら完璧な作品にしてしまう天才、それがセンパイだった。大学のサークルで出会った彼に憧れ、追いつき追い越したい一心でカメラを構えたが、結局、その願…