シャッター越しの私へ

若木澄空

プロローグ

私たち人間の恋愛はアイスクリームのようだ。

固形の時はお互いのことを考えて寄り添って綺麗で純粋な好きとなる。

それから段々アイスが解けるように、心を許しすぎて交わって何でも言い合える一つになろうとする好きになる。

液体になる頃には、好きだけど余計な欲を持った汚い好きになるだろう。

そんな私たちの関係は、どんなアイスの形状になるのだろう。

そんな私たちの一つの愛のカタチ。

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