「でも言わない 短編」を含む小説

公爵令嬢クレアは令嬢の中では背が高く、格好いいと褒められた。その婚約者である王子メルヴィンは中性的な顔立ちでクレアよりも背が低く、可愛らしいと言われている。 見栄えが悪いのでは、…

『お題で執筆!! 短編創作フェス』の第3回お題『つま先』にちなんだお話です！ 義妹を虐めたとして王太子殿下から婚約破棄された主人公トレシアは、父親から『頭の天辺からつま先まで貴…

今までの人生の中で、つま先（足ですが）くんは一回も主人公には成れていないのは確実ですね。傷めた記憶は何回かあるけど、だからどうしたの？と言われましても、いや～その～、別に何でもあ…

　アンドリュー・フォン・ウォルトは、帝国西部の寒村で細々と伝わる伝来の剣術流派『天測流』四代目宗家として剣を指南してきた。 　養父となってくれた叔父のため、支えてくれた領民のため…

ある日、聖女の力に目覚めたローズは、勇者パーティーの一員として魔王討伐に行くことが決まる。 婚約者のエリオットからお守りにとペンダントを貰い、待っているからと言われるが、出発の前…

久し振りに会えた恋人に、「あんたなんか嫌いだ」と言われるエヴァレット・デリコ。 どうやら誤解をしているらしい。エヴァレットはその誤解を解こうと、恋人に話し掛けてみる。

あのね、これは噂……いや、噂でもないんだけど……。キタガワさん──スキヨおばあちゃんにね『好き』って言われた人は死ぬ、って話があって──。

　年老いた大魔導士ディックの余命はもはや残りわずかだった。 　傲慢な王に呼び出されて、彼の未来を見るように言われるが――。 　それに対して大魔導士の下した決断とは？ 　一発ネタ…

宿屋の親父に「北の森には行くな」と言われた。

小説家になろうさんに掲載しているこちらの短編⇒「厄介なテンセイシャの処分法」(https://ncode.syosetu.com/n5444je/)の長編化作品です。 あらす…

彩は「かくれんぼ同好会」の曽根くんを探している。ライバルの愛美さんが告白する前に見つけなければならないが、彼には「話しかけてきたら絶交」と言われてしまったため、彩は彼を見つけたら…

天気予報が大当たりして関東地方に雪が降った。 いつもなら積もらないのに、仕事が終わったらしっかり雪が積もっていて、準備をしていなかった車が大渋滞。 工業団地のそばにアパートを借り…

天才、鬼才の集まる天下のサッポル第一魔法学院。 その卒業試験は天候操作魔法の実演だった。 春先近く、暖かくなりつつあるその日。 ソウハ・ナランヤローはこんこんと雪を降らせて見せ…

「うちにもやらせて」金髪の女の子は微笑む。――マサトは一瞬の戸惑いの後、竿を握らせた。 ある冬の日、自動車教習所の裏の池で釣りをしていたマサトは、金髪の女の子と出会う。ブカブカ…

メルチェーナは、乙女ゲームの悪役令嬢に転生していた。メイン攻略者は婚約者の王太子アロルドで、将来はへっぽこ競馬ギャンブラーになる。仲良くなりつつギャンブラーな道から変えようと、馬…

白河剛は雪のために電車が止まり会社に戻れなくなる。上司から泊まりの出張扱いにするからゆっくりしてこいと言われたが……。 カクヨムコン短編　第二回お題【雪】作品

小鳥遊紗雪。 【無慈悲な雪の女王】なんて言われる彼女は、周囲に対しては無頓着。ただ一人、中学時代からの腐れ縁である、狭間埜章（はざまのしょう）にだけは、優しくて甘い笑顔を見せる。…

見習い探偵で事務しかやらせてもらないの三宮さん。ある日、探偵事務所の所長に人探しの依頼を貰います。しかし、それは無理難題な依頼を押し付けられただけで、1か月で解決でいきなかったら…

生まれついての白髪赤眼により、忌み子として座敷牢に幽閉されて育ったわたくしは、ある日、『不言様』と呼ばれる神への贄として差し出された。 強大な力を持つ代わりに、言葉と心を持た…

　最弱と言われても認めない。 　だって強い弱いは他人の主観で決まる。 　僕を弱いと言う人がいれば強いと言う人もいる、認めない…… 「だったらはっきりと、女神様に決めてもらったらど…