「ごめん 短編」を含む小説

転校してきた少女、小夜は常に何かを隠していた。 誰にも本当の自分を見せない生き方を私は疎み、私は恐れた。 だから彼女を傷つけた。本当の貴方を知ることで、得体の知れない怖さを拭いた…

レムは病室で、いつも一人ぼっちの緩を見ていた。 寂しいなら側にいるよ。 怖いなら僕の“とっておき”をしてあげるよ。 君が望むなら全部叶えたい。 君を守りたい。 「僕は君のマジ…

気付いたら私は乙女ゲームで主人公の恋路を妨害する悪役令嬢になってしまっていた！破滅を避けるためにこれからの身の振り方を考えようとしたけれど......え！？まだ魔法学院に入学して…

第三次世界大戦で世界は終末へと向かっていた。 あらゆる国が核を撃ち、ウイルス兵器をばらまいた。 変異したウイルスはやがて人間を歩く屍と変貌させた。 そんな世界で高坂奏は、兄が感…

貴方が両手•両足・首・胸の中・頭の中に持てない錘を持って1人山形に帰って二年が経った。 その間も私達は時々時間を見つけては連絡をとり、たまに電話をしながら重いとても重い錘を軽く…

もう二限目も始まる。それなのに、無言の散歩は終わりそうにない。 野口の提案に安易に乗った真島は、うんざりとして声を掛けることにした。

毎日のように「死にたい」と漏らす舞香に、「また『死ぬ死ぬ詐欺』が始まった」と、からかいながらも、舞香の話を受け止めてくれる美早紀。 そんな美早紀が、舞香に『いろいろ、ごめん。』の…

HoneyWorks好きな人には最高だと思います！

彼女が死んだ―― ”僕”の彼女はいつも風呂場にいて……？ 変なものを まじめにまじめに書きました。

幼馴染の真奈には昔から中々素直に慣れず、高校生になってもつっけんどんな態度をとってしまう。 でもある時真奈が病に倒れ、その時初めて自分の気持ちに気づいてしまった。 どんどん弱りや…

この小説はは同好会内で開催している地の文コンテスト用に作った小説になります。 地の文コンテストとは、会話文に地の文を飾り付け、その上手さを競うものです。 それを承知してお読みくだ…

双子の妹と入れ替わっていたことの謝罪は、次第に母親の罪の糾弾へと変貌していく。 この短編小説は、僕が書いているダーク百合短編集『夕喰に昏い百合を添えて』のなかの１つです。この短…

道を走るスマホに出くわした僕は、好奇心にかられて後をつけることにする。 やがて辿り着いた場所はこの世のものとは思えぬ奇妙な場所であった。 ※ 2021年3月21日、作中の台詞に…

※アルファポリスでも投稿していたものを一挙公開します 令嬢が婚約破棄される、良くあるパターンに味付けしたお話です。 大抵の場合は婚約破棄する側ってお馬鹿が多いですが、今回もい…

伝令兵フェイディビデスは茫然としていた。 指揮官が一刻も早く、この勝利を我が都市に伝えろと言うのだ。 全力で戦い、補給もできていない身で走ればどうなるのか、全員が理解していた。 …

不気味な遊園地。 灰色の服を着た遊園地の管理人。 回り続けるメリーゴーラウンドで、延々と走らされているペガサス。 とある目的を持って、カンラという名の彼女はこの遊園地にやって来…

　筆者の私のような陰キャラな僕が彼女と行くための第一歩。 　もしも、あなたが女性を（それとも男性を）花火大会に誘うとするならどうしますか？ 　転変なので軽い気持ちでお読みくだ…

友人から電話がかかってきた。

大好きだよ。でも今日だけは、今日だけはごめん！　ささやかだけど、自分を犠牲にしてまでの仕返しを、誰が想像しただろう。