「あやびと」を含む小説

原稿用紙換算五十枚ほどの短編です。よろしくお願いいたします。

　月の住人『月人』《つきびと》と地球人の混血である、かぐや姫の末裔月夜姫《つきよひめ》が、地球狭しと飛び回り、月まで行って大活躍。 　現代版『竹取物語』を書いたらこんなことになる…

「ジジイ、決めたぜ。俺は神を殺す」 半日前には確かにそこに在った町と人々。 今となってはその息吹を一切感じることの出来ない、変わり果てた姿を前に呆然と立ち尽くす少女を見て、男は…

あらすじ（ネタバレ含みます） 　全日本選手権のチャンピオン、風戸慎一は結婚を目前にバイクの事故に遭ってしまった。 　目覚めると集中治療室で苦しみ、そして命を落とす自分が見えた…

これは1人の浪人の物語。 刀道《とうどう》達人《たつひと》は、その名の示す通り剣の達人である。だがその名が天下に聞こえることはない。 何故なら彼は、この世界ではない何処かから…

【KAC20202参加作品】 トレッキング中に道に迷い、元の道に戻る方法もわからず途方に暮れていたところ、集落に行き着いた。そこでは客人として歓待され……

お母さんを探して、星空を旅する女の子のものがたりです。

少女レットは火山諸島、熱帯のカイで暮らしている。災厄ののち、彼女は首府というドーム都市に連れて行かれ、そこで、奇妙な木の刺繍の入ったスモックを着た老人と出会う。老人のもと、新しい…

数十年前の大戦時、その裏側で行われた【鬼と守り人《もりびと》の戦い】 　　市内の壊滅により、鬼を封じていた４つの黄泉《よもつ》の祠のうち二つが破壊され、北鬼《ほっき》と南鬼《なん…

【東の国の呪術師たち】 　―纏繞の人々（てんじょうのひとびと）― 世界の東方にあるは、飛鳥の国。そこには独自の呪術技法『式』がある。 国に認められた式遣いは『纏式士』と呼ばれ、…

秘密結社マンゲーゲン、男性優位社会の創造者にして操り人（びと）ら。そんな巨悪に対抗するための聖戦士を育成するための女学院、姦嬲姦女学院。スパルタ教育にてソウルある虐げられた女たち…

いつもいる人といつもいる犬。その風景が大好きだった。でも、今日で最後だ。そうだ、写真を撮っておこう。 。。。。いない、彼と彼の犬。どうして。いつもはいるはずなのに。

転生とは、人間がするばかりではない。　 願いを抱いた動物が、願いを叶えるための姿に転生することもある。 『竜の送り人』は元動物の竜を育て、願いを叶えるまで見届ける仕事だ。 無論、…

　結婚してまる１年の令和１年11月11日。なんか、もとからおめでたいのに、さらにおめでたく感じるのは気のせいだろうか。 ※令和１年11月11日11時11分に公開したかったんです…

　私、レナは‘おくりびと’をしている。 　え？　お葬式屋さん？ 　違うわ、私の仕事は、死者と異世界をつなぐこと―――― 数多無限に存在する異世界。そんな異世界へと魂を導く橋…

幼馴染の小鳥遊真白と映画を見に行くことになった白峰雪十。 だが、家の階段で足を滑らせた真白を守ろうとかばうと、謎の光に包まれ意識を失ってしまう。 目がさめるとそこはなんと、異世界…

彼岸の頃になれば必ず咲く　あの真紅の花　死人（しびと）花、地獄花という 花には迷惑な名前を持つ。これ以外にも色んな別名を持つ。花の色も真紅とは限らず、白や黄色もあり、色によって…

（ネタバレあり） ショートショートでもかなり短い作品です。 ＡＩにおける、自己符号化を題材にしたものです。

“その場所”に伝わる、あめつちの史（ふびと）より。