概要
人の纏う因果を断つ者を纏式士と云ふ。これは彼らの、オニ退治の物語。
【東の国の呪術師たち】
―纏繞の人々(てんじょうのひとびと)―
世界の東方にあるは、飛鳥の国。そこには独自の呪術技法『式』がある。
国に認められた式遣いは『纏式士』と呼ばれ、人々から畏敬の念を以て接される。
最年少の纏式士"遠江久遠"は、傍若無人な先輩"荒増也也"に見習いとして付き、首都の護りを日々勤めていた。
ある日。新入隊式の場で、二人は首都の異変を知った。新入隊員"反坂萌花"を加え、三人は反逆計画の調査を開始する。
――主な登場人物――
◯遠江久遠(とおえくおん)16歳
纏式士の集団、纏占隊の最年少隊員。纏式士の名家の生まれだが、家は断絶している。
◯荒増也也(あらましなりや)27歳
当代最強の纏式士として呼び声高い。大胆不敵、傍若無人。周囲には彼を好む者と嫌う者とが、明
―纏繞の人々(てんじょうのひとびと)―
世界の東方にあるは、飛鳥の国。そこには独自の呪術技法『式』がある。
国に認められた式遣いは『纏式士』と呼ばれ、人々から畏敬の念を以て接される。
最年少の纏式士"遠江久遠"は、傍若無人な先輩"荒増也也"に見習いとして付き、首都の護りを日々勤めていた。
ある日。新入隊式の場で、二人は首都の異変を知った。新入隊員"反坂萌花"を加え、三人は反逆計画の調査を開始する。
――主な登場人物――
◯遠江久遠(とおえくおん)16歳
纏式士の集団、纏占隊の最年少隊員。纏式士の名家の生まれだが、家は断絶している。
◯荒増也也(あらましなりや)27歳
当代最強の纏式士として呼び声高い。大胆不敵、傍若無人。周囲には彼を好む者と嫌う者とが、明
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!真・和風エスエフ見参!
纏繞の人々(てんじょうのひとびと)と言うタイトルにこめられた作者様の意図が次第に紐解かれていきます。
纏は、『まとい』としても有名です。
繞は、『まつわる』でしょうか。
遠江久遠(とおえくおん)が主人公ですが、個性的な、オッサン手前の荒増也也(あらましなりや)に、外せないヒロインが外れている件の反坂萌花(そりさかほのか)が北の言葉で和やかにしてくれます。
入隊式の話などは、実践では試験も何にもないとの考えが、いくら水着で泳げても、着衣でも自然の中で泳げなければ溺れるとの私の考えに合っています。
手探りな新しいジャンルを開拓しているように思えます。
和風SFでしょうか。
形式的に、…続きを読む