【SFショートストーリー】月光の守護者たち―廃墟の華、あるいは新世界への旅路―（約5,300字）

　西暦2185年、大災害後の東京。人類の大半は地下都市で暮らし、地上は危険な放射能に覆われていた。19歳の少女・月影琉璃は、初めての地上調査で驚くべき出会いを果たす。地上で生き抜く"月光族"と、彼女の両親の遺志。琉璃は決意する。この荒廃した世界を再生させると。
　しかし、その道のりは平坦ではない。強大な放射能、突然変異した生物、そして地下都市との軋轢。琉璃と仲間たちは、幾多の困難に立ち向かっていく。
　果たして彼らは、地球を再生させることができるのか？　そして琉璃は、両親の想いを受け継ぎ、新たな未来を切り開くことができるのか？
　人類の存亡を賭けた壮大な物語が、今始まる。