概要
ある出来事がきっかけで無力感を抱き続けていた伊藤崇(タカシ)。担当していた仕事を全て片付け、あることを決意する。
次に目覚めたとき、そこは見知らぬ森の中だった。そして、とある有名種族と遭遇する。
妖精、魔法が存在する憧れのそのファンタジー世界に心躍るタカシ。
精霊の謎を探る旅の中、妖精たちとの出逢いを通じ、少しずつ心が癒やされて。
VR空間とはまだ違ったリアルな異世界体験。でも……??
旅路で世界遺産級の幻想的な絶景などを堪能。
初めは素朴なキャンプに始まり、やがてそれが魔法を駆使し
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!死んだはずの男は、世界の中枢で“再生”を見ていた
世界観の提示がとても巧みで、一気に引き込まれました。
説明に寄りすぎず、感覚的な描写とテンポの良い地の文で、読者側に想像の余地を残してくれるのが心地いいです。
シリアスになりがちな題材なのに、語り口や掛け合いに独特の軽さがあって、重くなりすぎないバランス感覚が印象的でした。
特に主人公視点の「ズレた冷静さ」というか、状況を俯瞰しているようで実は振り回されている感じがクセになります。
まだ全貌は見えていないはずなのに、「この先で世界の見え方が変わっていくんだろうな」と自然に思わせてくれる構成なのも上手いですね。
設定の奥行きがありそうなので、読み進めるほど味が出てきそうで楽しみです。
続きも追…続きを読む - ★★★ Excellent!!!主人公(+可愛い女の子たち)が知識と機転を使って、世界の謎に挑む物語
現実世界で無気力と虚無感に沈んでいた主人公は、ある日突然、異世界へと転移してしまいます。
そこで彼を待っていたのは、魅力的な女性たちとの出会いと、旅をしながら、料理をふるまう穏やかで賑やかな日々でした。
持ち前の探求心と豊富な知識、そして機転を武器に、主人公は次々と訪れる困難を乗り越えていきます。
ときにその駄々洩れな『欲望』がコミカルに物語を彩り、思わず笑わせてくれます。
しかし、この物語はただの『異世界ほっこり日常』では終わりません。
主人公自身もまだ辿り着いていない、この世界そのものの謎が、物語の奥行きを深めていくのです。
少しずつ前へ進む旅路の中で、その謎へと近づい…続きを読む - ★★★ Excellent!!!仕事帰りに異世界へ――笑えて、ぞっとする“現代×精霊”開幕
語り口は軽妙でツッコミも鋭く、読者をぐいぐい引っ張る一方、ふと差し込まれる虚無感や孤独が刺さるのが本作の強み。
現代日本の“限界会社員”の乾いた視点から始まり、世界樹・精霊・儀式魔術めいた現象へと、科学と魔法の境界をなぞるように世界観がスライドしていく構成が巧いです。
派手な現象描写は映像的で、虹色の光や魔法陣の積層が「美しいのに不穏」という独特の空気を作る。
さらに、勇者を名乗る少女との噛み合わない掛け合いが緊張を程よく緩め、キャラの輪郭を一気に立てます。
笑いながら読み進めた先で「この世界、想像より危ないぞ」と気づかされる、そんな導入編でした。