概要
では、タイトルやキャッチコピーは!? ……どうぞ、存分にお楽しみください。
主人公と一緒に異世界旅を楽しめるスローライフ系の物語です。ただ、その裏には考察系としても楽しめる側面も。
軽いラノベなのに、謎が少しずつ判明してくるのに従い、中盤以降、サイエンス・ファンタジー(SFとファンタジーの融合)要素が徐々に暴露してくる大長編作品となっております。
──ある出来事がきっかけで無力感を抱き続けていた伊藤崇(タカシ)。担当していた仕事を全て片付け、あることを決意する。
次に目覚めたとき、そこは見知らぬ森の中だった。そして、とある有名種族と遭
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!作りこまれた設定を、気軽なテンションで自然と没入へと変える
まず尊敬したのは、そのガワの威力です。
中身もそうですが、冒頭、サブタイ含め、気軽で目を引きます。
もちろん「タイトル」なので中身を表していますが、詩的にではなく、目を引く方に舵がとられており、PCで読み進めた時に、端に目に入るサブタイの羅列が気になってしまいます。
(男のロマンもたくさんあるし
中身ももちろんそれに遜色なく、作りこまれた設定……いや、説得力があるように上手く入れ込んで作りこんでいった……のではないでしょうか。
面白く、コメディな風潮で、それこそツッコミたくなるようなテンションで明かされていき、自然と受け入れることができます。
(男のロマンもたくさんあるし
…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ひとりで迷い込んだ男が、世界に居場所を作っていく物語
プロローグでは、タカシという人物の土台や、「見え方のズレ」から生まれる面白さを感じていました。
本編に入ってからは、その面白さがさらに広がり、異世界に迷い込んだタカシが少しずつこの世界を知り、関わり、居場所を作っていく物語として楽しませていただきました。
クリークビルに入ってからの、入郡許可証、貨幣、宿、魔防ギルド、買い物、食事、旅支度。
一つ一つの生活描写がとても細かく、まるでタカシと一緒に町を歩き、この世界の仕組みを確かめているような楽しさがありました。
タカシは相変わらず妄想もツッコミも忙しく、何度も笑ってしまうのですが、その一方で、お金のこと、食料のこと、旅の準備、魔法の使い方ま…続きを読む - ★★★ Excellent!!!超考察的な新感覚サイエンスファンタジー
本作は、冒頭の巧みなフックから、物語への没入を深めつつ、シリアスとコメディが調和した「新感覚SF冒険譚」となります。
物語は、自然に期待値が高まる構造で、読んでいて、世界の広がりとともに、読み手の興味関心が高まっていきます。
さらに、主人公視点では真面目な展開が進む中、別視点ではシュールな掛け合いで笑えるように落差が構造化されており、そのテンポのよさが相まって可読性のある作品となっております。
作者様の筆力は相当に高く、説明過多にならず、読者に想像の余地を残すバランスに感銘を受けてしまいます。
異世界ファンタジーにSFのセンスを融合させ、シリアスな謎解きとコミカルなバディの掛け合いを…続きを読む - ★★★ Excellent!!!斬られても死なない男と勇者少女の即席バディ感
第1話の構成が非常に巧みだ。冒頭は衛星軌道上から世界樹を見下ろす謎めいた視点で始まり、「ああ、なるほど。そういうことだったのか」という台詞一つで読者を一気に引き込む。そこから「脳内再生」という形で過去の出来事へとフラッシュバックする構成が、SF的センスと異世界ファンタジーを見事につなぎ合わせている。
主人公タカシが体を真っ二つに斬られながら無傷で立ち上がるシュールな展開と、「魔王、死すべし!」と突撃してくる自称勇者アリエルとの嚙み合わないやり取りが最高に面白い。怒鳴り合いながらも不思議な距離感が生まれていく第1話の終わり方は、このバディが今後どうなるのか続きを読まずにはいられない。
精霊…続きを読む - ★★★ Excellent!!!異世界のリアルな「生活感」と「謎」が交錯する!異世界ローファンタジー!
異世界の「お金」や「社会の仕組み」に対する徹底した解像度の高さにあります! 硬貨の大きさや真鍮・赤銅といった素材の違い、宿の防犯意識、ギルドの登録マニュアルや報酬形態まで、まるで本当にその町に生きているかのような実在感がたまりません。
薬草の換金で大金を手にしたものの、アリエルへの感謝やこれからの収支計画に頭を悩ませるタカシの超現実的な思考も魅力的。初心者用の安全な町で、タカシが「魔防士」としてどんな一歩を踏み出すのか。設定の作り込みが光る硬派で知的なファンタジーを読みたい皆さまに、今最もお勧めしたい一作です!