「あやかし(？) 恋愛」を含む小説

ヤクザの娘だが生真面目、男同士の恋愛の薄い本を日々の癒しとして持参している女性、真矢心優《しんやみゆ》は、犬宮探偵事務所を創立したあやかし、犬宮賢の助手をしていた。 毎日毎日やる…

まっさらな人と人ならざるモノが共に生きる国、トヨアシハラ。 天華二十二年、暁花京が巨大な怪異に襲われる。命と引き換えに壊れゆく都を救ったのは一人の少女だった。 それから十三年後。…

「……わ、わたしたち、正真正銘の、敵になったってこと？」 　輪野村には、犬猿の仲である魔術師の一族、三日月一族と桜一族が暮らしている。妖怪退治の依頼を取り合ったり、決闘をしたりし…

平安時代。 鶯(うぐいす)は斎王(さいおう)に仕える白拍子(しらびょうし)だったが、鬼に追われて京の都に逃げてきた。 鬼に襲われたところを謎の陰陽師・黒緋(くろあけ)に助けられる…

　少年は死んだ。 　ただ一つの心残りとして、自分を育ててくれた母へのお礼を言えずに。 　そうして少年は消え、けれど気が付けば狐としてこの世に生を受けていた。 　これはそんな少…

有栖の別名、『砺波家の能無し姫』。 本来ならば目覚めているはずの能力だが、事情があり力を封印されてしまっていることで、有栖は不名誉な別名と共に日々を過ごしていた。 兄や親友を始…

第８回カクヨムWeb小説コンテスト特別賞 受賞作。 立て続けに三人の夫を亡くした33歳の名家の長女、香淑（こうしゅく）にはある呼び名があった。 ――『夫君殺しの女狐』。そう噂さ…

白銀の髪の猫半妖少女は、絶望の運命の内に希望を得るか？ 原初の妖『猫』の血を継ぐ半妖、 『埜上 咲雪-のがみ さゆき-』の生涯の物語。 異称は『感情視ノ白魔』……又は、『白…

空っぽの僕の心にサクラの瘴気が刺さる

「申し訳ない。その婚約、なかったことにはしていただけませんか」 東の端の島国が、世界に港を開いて云十年。 その島国のさらに端っこで、春、ひとりの娘が婚約破棄を告げられていた。 …

憧れの仕事で挫折をし、逃げるように実家に帰ってきた葵佐和子。ある日バスで偶然出会った老婦人に、「五十代、実家暮らしの物書き、結婚歴なし」だという彼女の息子との見合いを強引に約束さ…

　成瀬春馬（なるせはるま）は何事もうまくいかない高校生。そんな春馬はある日、学園に君臨する『冷たい女王　緋咲小夜（ひさきさや）』からデートに誘われる。しかし、それはデートという名…

この物語はフィクションです。実在する国、場所等とは一切関係ありません。 ジャンルは、ホラーというよりファンタジーのつもりですが、どちらが適切か判断しかねたので、一応ホラーってこ…

実家の借金返済のため、後宮の下女として働いている朱璃（しゅり）。 友人はできないが、昔から視えるあやかしとの交流が毎日の楽しみだった。 そんな時、皇太子と妃の初夜の部屋に貂々（て…

　下手な関西弁で話す牛のぬいぐるみを腕に抱いた少女。行き場のない彼女が出会ったのは「トラブル解消屋」を営む男だった。 　偶然出会った彼らは、どこへ向かうともしれない日々を共に過ご…

（他のサイトとの重複投稿となります。なお、他サイトのほうは完結が視野に入ってきたため、こちらではそれを一部書き直しながら、少しずつ掲載していきたいと考えております。大きく書き換え…

「この世界には、『鬼』が居るのよ」 百目鬼葉月は幼い頃、毎日のように母親にそのように言われた事があるが、彼女自身徐々に成長するにつれて死んだ母親の言葉を忘れていった。 アルバイ…

平々凡々な毎日を送っていた少年・健(たける)の元に、突然現れた超絶可愛い女の子。 健は彼女に突然告白されて、猛アプローチを受けることになる。 ―― それはまるで指にできたささく…

　突然だが、僕は、”中二病”である。 　可愛い妹に、”ネコミミ”と”ネコシッポ”が《《視える》》 . 　小説家になろうにも掲載しています。

人間であれば、誰もが憑く『九十九(つくも)』が存在していない街の少女・黄恋花(こう　れんか)。いつも哀れな扱いをされている彼女は、九十九がいない代わりに『先読み』という特殊な能力…