概要
カクヨムコン参戦中 寄り添うモノらと作る、未来(先)の世界の食べ物には
人間であれば、誰もが憑く『九十九(つくも)』が存在していない街の少女・黄恋花(こう れんか)。いつも哀れな扱いをされている彼女は、九十九がいない代わりに『先読み』という特殊な能力を持っていた。夢を通じて、先の未来の……何故か饅頭に似た『麺麭(パン)』を作っている光景を見る。そして起きたら、見様見真似で作れる特技もあった。
両親を病などで失い、同じように九十九のいない祖母と仲良く麺麭を食べる日々が続いてきたが。隻眼の武官が来訪してきたことで、祖母が人間ではないことを見抜かれた。
『お前は恋花の九十九ではないか?』
見抜かれた九十九が本性を現し、恋花に真実を告げたことで……恋花の生活ががらりと変わることとなった。
両親を病などで失い、同じように九十九のいない祖母と仲良く麺麭を食べる日々が続いてきたが。隻眼の武官が来訪してきたことで、祖母が人間ではないことを見抜かれた。
『お前は恋花の九十九ではないか?』
見抜かれた九十九が本性を現し、恋花に真実を告げたことで……恋花の生活ががらりと変わることとなった。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★ Very Good!!先見の異能で知る麺麭という未来の食べ物が宮中を救う
先見の才を持つヒロインが、未来の食べ物、麺麭を後宮で作り上げ、帝や従事する妃や同僚に振る舞うことで、自身の生きがいを見つけ出すサクセスストーリー。
その安寧な生活に至るまで、祖母の術師の能力に嫉妬する術師が起こす呪による凄惨な事件で両親を失い、幼馴染に呪詛か掛けられ、その事件を秘匿する為、祖母の機転で記憶を喪失され、且、祖母の持つ先見の才を引き継ぐも祖母が身を隠す間、ヒロインの魂の相棒である九十九が祖母の身代わりとなるが、ヒロインが気付いたときには、自分には九十九がいない存在と知り、周囲から蔑まれながらも、祖母と慎ましく生活していた。ある時祖母を訪ねた邪眼を持つ美丈夫な官吏に祖母と思われてい…続きを読む