「異種」を含む小説

小さなこの国を、北へ南へ、東へ西へ、旅を続ける二人連れがいた。片や、優れた才を持ちながらもどこにも寄る辺を持たない人間の術者、空彦。片や、幼い子供のような気性のままの炎の妖、火華…

大冒険時代は終わらない！ ダンジョンには冒険がある。ロマンがある。夢がある。 冒険者の数だけ、冒険がある。 さぁ、ダンジョンに行こう！

かつて、人間と魔族は争っていた。その争いに終止符を打ったのは、ある人間の科学者が提唱した共存計画。その計画の要として提唱された都市の名はエデン――通称“楽園都市”。 人間と魔族が…

この話は無印 https://kakuyomu.jp/works/1177354054888225958 に統合されています 森山光太は翰川夫妻に「旅行へ行こう」と誘われて、札…

西オリアン王国の第１王女、アンナは嫁入りをした。 非道で残酷な東オリアン王国の魔族の元へと、敗戦国の姫として。夢にまで見ていた公爵子息との婚約を破棄し、生け贄も同然の結婚を受け入…

息子のために命を落とした紀代子（きよこ）がある人を待つため異世界へ転生することになった。だがその世界は理不尽なもので、異種族を軽蔑しーー力なき者は何の発言力も持たない世界だった。…

ここまでか。ふっと自嘲気味な笑みがこぼれた。 「メイリアス、弱い姉さんでごめんな。」 妹から私の無事を願い送られた小さなネックレスを震える手で握りしめ覚悟を決めて、目を閉じる。 …

天に浮かぶは〈垂状山脈〉、遥か広がる〈鎮めの海〉。そしてすべての上に座する明けぬ闇夜に閉ざされた〈ヨルの国〉。 分かたれた場所に生きるこどもたちを繋ぐ、手紙と魔法の物語。

　山の頂に棲む悪竜は、人間たちに生贄として麗しい乙女を捧げさせていた。 　ある年のこと。 　生贄としてやって来たのは、「悪竜に物申すために」その魅力を磨いたという、奇妙な乙女だっ…

銀髪の髪を持ち、小さな角を二本生やし、とても綺麗な緑の眼をした女の子"テト"は気がつくと知らない空間にいた。 そんな空間に一人の男が入ってきた。 黒髪で身長の高いイケメン。見…

　孤独な黒竜は、子供を拾った。 　不器用な竜は、不器用ながらも子供を育てた。 　これはその十三年後の穏やかなある日の話。 ※小説家になろうでも連載しています

この話は無印 https://kakuyomu.jp/works/1177354054888225958 に統合されています 神秘と自らを隔てていた”呪い”が解けた光太は、翰…

　吾輩は、魔王である。 　今日も今日とて治政に大忙しの魔族の王だ。 　今日も一日、玉座にどっかと根を下ろし、山盛りの書類とにらめっこの予定だったのだが、久し振りに勇者到着の連絡が…

機密組織によって作られた箱入りの戦闘用ヒューマノイド『オリンピア・フィフス』と反逆的なAI『不明さん』の異種間バディものです。 以前SCP財団に投稿したものをこちらに転用してい…

人間だけの世界が終わって１２０年後の未来――西暦２１３４年。地球外知性〈異形体〉の侵略を受けた人類は、異種との共生を余儀なくされていた。 ホモ・ペルフェクトゥス――新人類たる青年…

新たな決意と情熱に燃える情報屋のお話。 「９０年代に「魔術師ハルマン」により魔法と異種族の存在が公表され早３０年。 おおくの戦争、科学と魔法のフュージョンの生み出す爆発的発展に…

吸血鬼に憑りつかれた少女のお話。自ら望んで血を捧げる少女にとってその存在は、まるで── 通じないのは言葉くらいな、異種族百合。

公爵の屋敷の離れには、小さな塔がある。 そこには、上半身は人、下半身は孔雀の姿をした、公爵の『娘』が住まわされていた。 『彼女』は公爵に仕える占い師、「白の魔導師」と恋に落ち………

自由郷に思いを馳せる逃亡者のお話。 「９０年代に「魔術師ハルマン」により魔法と異種族の存在が公表され早３０年。 おおくの戦争、科学と魔法のフュージョンの生み出す爆発的発展により…

　１９ＸＸ年。はるか宇宙の彼方からやって来た「宇宙忍者」バルタソ星人が地球への移住を求めてきてから数十年。その特殊能力をもって人類に受け入れられた彼らは、いまやひとびとに重宝され…