「不器用だな」を含む小説

私は不器用だ。 こどもの頃から、無くしものが得意で探しものが苦手。 聞き間違い、勘違いには事欠かない。 地図は読めないし、時計は見間違う。 大人になれば、直ると思っていた。 …

由宇は不器用な性格から、クラスメイトとの付き合いを遠ざけがちだ。しかし、ある日の帰り道ゴミ捨て場の中から子猫を助けたことをきっかけに、少しずつ変わり始めるが──……。子猫と中学生…

──君が僕にくれる言葉はいつでも、 砂糖菓子みたいに甘くて優しい── ピアノ以外、なんの取り柄も見出だせない。 地味で目立たない、つまらない自分が嫌い。 …

大学二年生の小野道理子は、コスプレイヤー「リコリス」として、インカレサークル専属のモデルをしている。 学内での撮影中、校舎から向けられた視線に気付く。そこにいたのは変人で有名な同…

コーヒー派の僕が恋をしたのは、紅茶好きの少女で、紅茶派の私が恋をしたのは、コーヒー好きの少年で。 不器用にも歩み寄る２人。 とある喫茶店での少年少女の小さな勇気の物語。

同級生の少女に恋をする不器用な少年は、ある日、部屋にいた蚊を捕まえて飼い始める。片思いの相手の気を引くために奇抜で馬鹿げた行動をとり、ますます軽蔑されていく少年の悲しき青春の夏。

【カクヨム×魔法のiらんどコンテスト<特別賞>受賞作!!】 「はじめまして、僕は死神です。君の魂をもらいに来ました。」病室で目を覚ました真尋は、ある日突然目の前に現れた死神から三…

　わが子の行く末を案じる老親の切なる願い―― 「みんながフツーにできることが、わたしにはできない……」 「空気読めなくて、まるで幼稚で、怠けもののクセに大の食いしん坊なポンコ…

　ヤクザの抗争で死んでしまった高峰狭霧。四苦八苦してギルドに就職できたはいいものの、やらされる仕事はいわゆる外れクエスト。 　ハードながらも平和な日常をこわすように飛び込んできた…

出会い、時を共に過ごすうちに、次第に変わるものがある。変わらないものもある。ぶつかったり、互いの心根を慈しんだりしながら関わり合う彼女たちは、どこへ行くのか。 色々な組み合わ…

舞台は自然豊かな校舎の春日山桜中学校。 幼馴染の二人がゆっくりと育む恋愛模様を描いていく。 不器用だけど純粋で、照れくさいけど伝えたい事はしっかり伝える二人を描く。 部活動を通し…

１４年前。 とあるゲームを騒がせた存在が居た。 名をノワール。 彼女はそのゲームで破壊の限りを尽くし、アカウントを運営の手により削除された存在である。 掲示板で彼女の名を聞かない…

たとえば職場の忘年会、たとえば合コン。 そんな楽しく華やかな場面で、いつもどこか寂しそうにしてる人、いませんか？ この物語は、そんな彼についてのお話です。

ここは現実世界とはまた遠い世界。 『何かを持っていない人間が来る世界』である。 そこで村田春也(むらたはるや)は野良猫を拾う。 猫は比喩である。セーラー服を見に纏った女子高生であ…

子どもの時に書いた日記を大人なった「私」が再び発見する。 そこには「君」がいた。恐らく私が一番大切にしたい過去だ。「私」は「君」についてを備忘録として再び書き留めることにした。 …

江戸の町奉行だった、暖才善右衛門。 哀れ真面目過ぎたが故に江戸を放逐され、人っ子一人居ない僻地の宿場町へと追いやられる。 そうしてたどり着いた誰もいないはずのその町で、善右衛門…

学校から帰宅して、部屋に入るとなぜか机の上に置いてあった見知らぬノート。とりあえず手に取って中身を見てみれば、そこには『明日、風呂からあがって部屋に入ってみると、幼馴染がベッドで…

人間関係に不器用な生物教師高槻と素直で元気な高校生竜平の甘々な日常。 タイトルごとに読み切りになっています。時間軸などが前後する場合もあります。 よろしければ他カップルを描い…

優秀だが不器用な當金。明るいが苦労人な黒岩。 ――わたしは黒岩がいるならどこへでも行ける。 気休め短編。

わたしは不器用である。 刃物を持てば間違いなく血を見るほど。 親に刃物を持つなと言われるほど不器用なわたしの十代の頃の実話。 ほぼ実話を書いたら、何故かただ笑えるコメディになり…