「あやかし（？）」を含む小説

夏休み、小学四年生のフタバは狭いアパートから、同じ学区にある一軒家に家族で引っこすことになった。 友だちのリリちゃんもご近所さんになったし、新しい家ではママの妹であるハスミちゃん…

作者の私が実際に体験した怖い話を、百話語ってまいります。 私の体験だけでは百に届かないかもしれないので、知人から聞いたお話も含みます。 一日一話、百日で百話の百物語が完成しま…

あやかしが支配階級として君臨する帝都。 薄幸の少女、桜子は、妖狐族の家に引き取られて虐げられながら暮らしていたが、売られそうになる。 危機を助けたのは、あやかし族の皇子、京也だ…

物は100年この世に在り続けると、命を得て人の姿をもった付喪神となる。 付喪神統括本部とは、4つの課から構成される、付喪神が人の世界で平穏に暮らしていくための機関。 その1つ、無…

今昔物語「水の精、人の形になりて…」のパロディ。改築中の無人の屋敷に、怪現象が起きる話を同僚たちから聞いた斉信と公任。噂では屋敷の池に夜な夜な女のあやかしが出現するそうな。真相を…

「忌子を殺していただきたいのですが——」 退魔師の折櫛直流は、林檎森と名乗る一族から、法外な報酬と引き換えに忌子を殺害する依頼を受ける。 しかし忌子の殺害を前に別の殺人事件が発生…

「飼い慣らされた狼は花ばかり見る」の奏花の両親の出会いの物語。 触れるだけで人を殺す毒を放つ仙人、禄花。 孤独な彼が出会ったのは、まるで玉石から削り出されたように感情の動かぬ陰陽…

～～～AI × ホラー × 探偵～～～ 2045年世界人口は90億を超え、食料不足、水不足、環境問題が深刻化し、もはや残された資源を奪い合う大きな戦争が起こる寸前だった。 そ…

【この作品は、4年前（中2）の時に書いた作品です】 　当時小学生だった私はある日の夜、不思議な男の子と出会いました。 　

※黒魔術vs鬼道陰陽道(きどうおんみょうどう)稀にみる激突に決着！ 掲載完了しました。 お楽しみくださいませ。 ・天上界 神が存在するとされる世界。 ヴァルハラ、天国　とは　キ…

月が照らす町に、一人の女性が立っていた。 彼女の名は道標静香（どうひょうしずか）。肩より短い黒髪に、黒い瞳。釣り目で普段から無表情の彼女は、誰の目にも姿は映らない。 赤主体の着物…

世界は多くに別れている。 この世界は、各世界の自殺志願者が自殺しようとした果てにごく稀に辿り着く別の世界。 死を持ち転移する者を『参界者』と呼ぶ。 『中央政府』…

2023年の学校の文化祭の文芸部のために書いた短編小説です(文化祭では縦書きです)。 実は私、吹奏楽部と兼部しています。 ということでここに、文化祭の吹奏楽部発表のセトリを記し…

過去作のリメイクです。 企画に使用予定でしたが使わなかったので供養投稿。 妖怪烏天狗と少女の物語。少女の懐かしさの正体は何だろうか。

幼い頃の経験により自分自身の見える世界を狭めてしまった主人公の蒼井悠加。いつも見えているはずなのに隠して隠して見えないふり。でも、月の綺麗な夜に出会った謎のイケメン俳優、蒼井要こ…

人の魂に負の感情が詰まり、死後悪霊と化した怪異と言う悪が存在する現代日本。 妖輩は人々を怪異から守り、平和を保つ重要な役割となっていた。 平安の世から続く由緒正しい妖輩の家系…

女天狗の梓（あずさ）は、意に沿わぬ縁組みで自らの山を奪われぬよう、仮初の相手を麓の里から攫う。だが、すぐ死ぬ老人を連れてきたつもりのところ、ふたを開けてみれば若い娘で――。

のっぺらぼうのお話です。

　１９６０年代。高度経済成長期から取り残された田舎の山村に引っ越して来た桃太。そこには未だ鬼や河童と言った妖怪達が生息し、人間達を恐れさせていた。裕福な都会っ子として悪童達からリ…

　この町では少し不思議なことがよく起こる。 　両親を亡くし、伯父と伯母の家で暮らすことになった友博《ともひろ》が、最初に伯父からかけられた言葉である。 　最初は何のことかと思っ…