炎は運命と共に散って
桜桃
プロローグ
第1話
私は人の怨みを祓う祓い屋。小さい頃から暗殺術や気配の消し方。感情の殺し方などを親から教わっていた。
私は、親の駒として、この仕事を続けていく。感情を殺し、考える事をやめて。
私の行いによって、今後何が起こるのか。何が待っているのか。そんな事から目を逸らし続けて。
逸らした先に映るのは、私の標的。手には武器である和傘が握られる。
親から渡された赤い地に白いユリの花が咲き誇る着物を身に纏い、黒く肩には届かない横髪をかき上げている簪は、鋭く尖り、仕事をすると赤く染まる。
町の中を笑いながら普通の女性、それは夢物語、絵空事。そう思っていた私に、光が注がれた。
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